他人と比較してもいいが、競争しないこと
自身と他人を比較してもいいが、競争的に自身を卑下してもあまり良いこと無いので、意識して比較しすぎないように気をつけている。
競争をここでは以下とする。
AとBを比較して争わせる。
AとBを比較して、優劣をつける
なぜ気をつけているか?
前提として、世の中には競争(ここでは比較して争う)する引力が働いている。
消費者視点だと、企業同士は競争してくれたほうが、嬉しい。
人のマネジメント視点だと、人が競争してくれたほうが、成長速度が上がって、嬉しい。
しかし、競争は、個人自身の評価においてはネガティブな側面がある。
他者に負けたり、比較した際に、過剰に自己肯定感を自身で下げる
ネガティブな感情になることで自身の本来のパフォーマンスを発揮できなくなり、以降のパフォーマンスまで悪化する。
他者に負けることで、他者と比較され、評価が下げられる(下がったような気分になる)
競争対象が自身よりも格下だったことで、過剰に自身に力があると勘違いする。
競争対象を超えてしまうと、成長が止まる。
上記のような競争引力をエンジニアにおいて考えると結構辛いことが多い。
技術力の観点でいうと限りがない/限りなく見えたり、出来る/出来ないがわかりやすいので、他と比較しやすい。
juniorなエンジニア視点だと、自身に教育するよりseniorな先輩自身が実装したほうが早いじゃん。。。と思うことがすごく発生しやすい。
ということで、kii個人としては、過剰な競争はすべきでないと思ってるし、かなり意識してる。
競争したり、意識した時点で負けまで思ってる。いかに、競争せずに独占するか、共創できるかを考えている。
ピーター・ティールの競争するな、独占しろという言葉が好きで、これから、競争に対する考えがかなり影響していると思う。
ref: ZERO to ONE 君はゼロから何を生み出せるか
別に他人と比較を完全にしていないわけではない。自身の成長差分として観察してる。
競争対象は、極力、圧倒的に競争にならない人を参考にして真似る、盗み取る事観点で、意識している。
自分よりもかなりシニアな人
想像上の人物
本や知識の理想像
もちろん、周りの人でもいいな〜と思ったことは言語化して、真似できないか考える。
仮に、自身と他者を比較する際は、自身の次の成長に繋げるミニマムなアクションにまで分解すること。
自身に足りないことは何か徹底的に言語化する。
※これは他者比較だけじゃなくて、自身になにか問題があるな〜課題があるな。と感じた時も同じ。
足りないことを埋めるためのアクションを小さい形にまで分解する。
大きいアクションから始まってもいいけど、ちゃんと習慣化出来る粒度まで小さくすることがポイント
※自身だけで、課題分解/アクション設定のサイクルを回せると成長速度が上がってハッピーなんだけど、最初は難しいので上司を利用したほうが、成長方向が正しくなります。
人間、何でもかんでも出来る訳では無いので、適度に諦める、任せることも意識する。
余談: 組織内で自身が、比較的にスキル不足と感じるケースについて
気にしなくていい。
組織内において、各者に相応した報酬が渡されているので、スキルの高低はそれでカバーされている。
いわゆるjuniorなメンバーの採用や教育投資は、そのマネージャーや上司の責任であるので、連帯責任ですよね?ぐらいの気持ちでいい。
もちろん、juniorなメンバーの成長意欲や成長は、そのメンバーの責任でもあるが、成長が遅れている場合、当人の報酬やpositionで調整されるので問題無いし、過度に感情的になる必要は無い。
ネガティブな感情になるとパフォーマンス下がるので良いこと無い。
まとめ
世の中には競争する引力が働いており、自身の考えもそれに引きづられやすいため、競争しないこと、ネガティブ面を意識してバランスを取る。
自身と他者を比較する際は、自身の成長に繋がるような形に言語化、アクション化まで行う。
ネガティブな感情になって、成長を止めるよりも、冷静に見つめて、アクションしていくのが大事。
組織内で自身が、比較的にスキル不足と感じることは、感情面では気にしなくてい。