赤の女王仮説
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「赤の女王」とはルイス・キャロルの小説『鏡の国のアリス』に登場する人物で、彼女が作中で発した「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない(It takes all the running you can do, to keep in the same place.)」という台詞から、種・個体・遺伝子が生き残るためには進化し続けなければならないことの比喩として用いられている。 ウイルスや細菌のライフサイクルは早く、突然変異速度も早い 外部環境の早い変化に対抗するためには、自分たちも早く変化する必要があることを表現する比喩
ストーリーの比喩とフレーズの良さもあり、自分の記憶に強く刻まれた説
この効果のもっとも明白な一例は、捕食者と被食者の間の軍拡競走である(例えばVermeij, 1987)。捕食者はよりよい攻撃方法(例えば、キツネがより速く走る)を開発することで、獲物をより多く獲得できる。同時に獲物はよりよい防御方法(例えば、ウサギが敏感な耳を持つ)を開発することで、より生き残りやすくなる。生存競争に生き残るためには常に進化し続けることが必要であり、立ち止まるものは絶滅するという点で、赤の女王の台詞の通りなのである。
環境の変化が早くなればなるほど、その環境に適応しやすい者(=変化についていける者)が競争に勝ちやすくなり、変化についていけない者は競争に負ける可能性が増す。
「エンジニアは勉強し続けないと周りについていけなくなる」的な話と似ている。
勉強する人としない人との差は時間が経てば経つほどに残酷なほど顕著になっていきます。その時に一番苦しむのは、プライベートでどうしても勉強したくないと言っている本人です。
組織の大多数がプライベートで勉強しない人で占められている場合にはそれでも成り立つかもしれませんね。自分がたいして成長できていなくても、同じように成長できない人達が周りにたくさんいるわけですから、それなら自分が成長できなくて悩む必要もありません。
でも周りのエンジニアの多くが技術が好きでプライベートで勝手にどんどん学んでいく人達で占められている場合には、勉強嫌いな人達は肩身の狭い思いをすることになってしまいます。
インターネットの普及・コンピュータの高性能化などのテクノロジーの発展により、変化のスピードは早くなっていて加速が止まらない印象がある。
まったり趣味や娯楽に浸って楽しく生きていきたい気持ちは良く分かる。
自分もできれば好きなゲームだけやって怠惰な生活を送っていきたいなぁと思う時もある。
しかし、そんなゲームしかしない生活を送り出すと、遅かれ早かれ世界の環境変化についていけずに絶滅する可能性が出てくるジレンマがある