賢いひとも、政治については「合理的に無知」なまま投票するのであれば、投票率は低い方がいい
有権者にとって合理的なのは「棄権」ではなく、「候補者についてなにも知らずに投票する」ことだと分かる。そのとき多くのひとが使うのがショートカット(思考の近道)で、「知り合いから頼まれた」「テレビで見た」「親の代から投票する政党を決めている」などの理由があれば、候補者選びのコストは大きく下がる。現実には、このように投票するひとがほとんどではないだろうか。 賢いひとも、政治については「合理的に無知」になる。なぜなら、その時間をほかのこと(仕事や趣味)に使ったほうがずっと有意義だから。
選挙に行くべきだと理解しているが、候補者の詳細な情報を念入りに調べるまではしていない人がほとんど
自分もざっくりググる程度までしかしない。そんなに時間をかけても効果が薄いから kidooom.icon
その結果、大多数が知名度や政党、簡易情報だけで投票を決めることになる
これで本当に意味のある投票になってるのか?
選挙ハックし放題じゃないか?
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投票率の低下が「民主主義の危機」として憂慮されている。だが有権者の大半が「合理的に無知」だとすれば、投票率は低ければ低いほどよいことになる。なぜなら、政治家・政党に投票する明確な理由があるひとだけが残るのだから。
「投票率が低いほうがいい」は流石に極論だが、現状の問題点が解決しないままであれば少数の「ちゃんと調べる人」だけが投票した方がいいよねという考え方も一応合理的
でもそれもまた新たなハックや少数のエリートが支配する思想の危険性に繋がる気がしていて嫌だkidooom.icon
「合理的に無知」で投票する選択肢が普段の生活に影響が少なくてコスパが良い選択肢になっている点を解決したいところだが