自分と他人の非対称性
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対称な対応
「自分と他人」の非対称性を示すいくつかの例を見てみましょう。
・他人にいちばん話したいのは愚痴と自慢だが、いちばん聞きたくないのもまさにその二つ ・中途半端に覚えたことを他人にアドバイスしたいが、中途半端に覚えたことを上から目線で人から言われるのは最高に「むかつく」
・自分のことは特別だと思うが、他人のことは一般化して考える
・自分の成功は実力だと思うが、他人の成功は運がよかったと思う。失敗は逆で、他人の失敗は実力だと思うが、自分の失敗は運が悪かったと思う
Isao Hosoya. MURI NO KOUZOU KONOYO NO RIFUJINSA WO KASHIKA SURU (Japanese Edition) (Kindle の位置No.826-831). dZERO Inc. Kindle 版.
同じ人間だけど、自分と他人の非対称性は超でかい
サルと人間よりも、人間間の方が非対称性でかいとも言われる
言語の獲得により、思考の範囲が莫大だから
自分がやりたいことと同じことを他人にやられたときに「むかつく」ことがあるのは恐ろしい非対称性
多くの人間トラブルはこの非対称性がきていそう
自分が言いたいことを言っている状態になると、自己矛盾に気づけ無い
自分と他人の非対称性があるから、自己矛盾がおこる
コミュニケーションの最大の問題は、この非対称性
相手に正しく情報が伝わったかどうかは、結局分からない
「公平さ」も絶対的な基準がない
「自分」を基準とした、都合のいい公平さをそれぞれの世界で思い描いている
だからこそ、他の人の意見や評価は気にしなくていい
結局は自分のことしか分からないのだから、非対称性から生じた意見や評価も歪んでいる
歪んだ価値観である他人の評価を恐れたり気にするのは、かなり無駄。一度しかない人生において勿体ないエネルギーの使い方になる