結果の予測はできないが確率は見積もれる
身長や体重、学力結果などの結果を集積すると、釣鐘型の分布「正規分布」になる。 正規分布から標準偏差を計算し、結果がいくら以下になる確率などが簡単に見積もれるようになる。
ただし、ある一回のランダム試行の結果が何になるかは確率でしか見積もれない。
長期的に試行すると確率に沿って分布するが、1回の試行では1%の結果になることは否定できない
不確実な世界では、うまくいくこともあればうまくいかないこともある。うまくいくときにできるだけ波に乗るということも重要だが、その前にまず重要なのは、うまくいかないときに再起が不能になるほどの致命的な損失を被って、次にうまくいくかもしれない機会を永遠に失うことがないようにすることだ。予想外に悪いデキゴトが起きたときにでも、損失が致命的なものにならないようにコントロールしていくことが決定的に重要になる。これが、リスク管理の本質だ。
田渕直也. 最強の教養 不確実性超入門 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.517-521). Kindle 版.
例えば、確率が10%で致命的な失敗が想定できる場合、90%の成功リターンと見比べてやる価値があるかどうか考える
10%で死ぬが90%でそこそこお金もらえるとかだったらやらないほうがいいけど、お金が全くなくて死にそうな状態だったらやるべき
って感じで、コンテキストに依存する
結果、予測していたひどい事態が発生しなくても、落胆しないこと
ありうる選択肢を避け続けることが生存には大事