牛歩戦術
牛歩戦術(ぎゅうほせんじゅつ)とは、議会内での投票の際、呼名された議員が故意に投票箱までの移動に時間をかける行為である。牛の歩みのようにゆっくりと移動することからこの呼び名がある。日本の国会において少数派が議院規則の範囲内で議事妨害を行う手段の一つとして用いられる。 牛歩を行う名分としては審議が不十分であることを上げている事が多く、それにもかかわらず採決を強行(強行採決)したとして議長不信任決議案・委員長解任決議案を、問題のある議案を強引に成立させようとしている等の理由で内閣不信任決議案か首相や担当閣僚の問責決議案を提出する。これらは先決議案として焦点の議案より先に採決されるので、その場でも牛歩を行い消費時間を増やす。 ルールの範囲内で可能な妨害行為で、なんかモヤモヤする