国への脅威と大統領支持率の相関関係
https://gyazo.com/d029125316f96e882c2e87062ef4cb3d
(出典: https://www.pewresearch.org/politics/2008/12/18/bush-and-public-opinion/ )
9/11の同時多発テロ事件で急激にブッシュ政権への支持率が上昇
イラク侵攻、サダム・フセイン拘束のタイミングでも支持率が上昇
われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか 進化心理学で読み解く、人類の驚くべき戦略 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション) p269より引用
指導者たちはしばしば、人間の進化した心理におけるこの側面を利用しようとする。彼らは外部の集団がもたらす潜在的な脅威をかまびすしく喧伝し、集団内部の問題や自分たちの指導力の低さから支持者の注意を逸らそうとする。この戦略には集団内の忠誠心と協力を高める効果があり、指導者の立場を強めることにつながる。しかしこれらの利点は、外部の集団との関係悪化という継続的な犠牲のうえに成り立つものでしかない。
心理を利用しようとする相手に対する、防衛としての進化心理学
大統領陣営にとっては"支持率"が生存のための重要KPIであり、支持率を得る行動に大きなインセンティブが働く
インセンティブ制度に合わせて最適化してしまう人類へのモヤモヤと自戒
ドナルド・トランプ大統領のナショナリズム政策はこれが顕著だった
SDGsは自国の支持率との戦いになりそう
支持者が地球全体でシステム思考して自国優先主義から離れなければならない
国単位のフリーライダーとの戦いにもなりそう・・・