ラバーダック効果
ラバーダック・デバッグ(英語: Rubber duck debugging)とは、ソフトウエア工学におけるコードのデバッグ手法である。ラバーダック・デバッグは、アンドリュー・ハントとデビッド・トーマスの共著によるThe Pragmatic Programmerという本で紹介された、プログラマーがラバー・ダック(アヒルちゃん)を持ち歩きアヒルちゃんに向かってコードを1行ずつ説明することによりデバッグを行うという話が由来である。この手法には、他にも多くの別名があり、しばしば様々な無生物が用いられている。 プログラマーの多くは誰かに問題を説明した経験があり、その相手はプログラミングの知識が全くないこともあり得るが、問題を説明している過程で解決策を思いつくことがある。目的とするコードと、実際のコードの挙動を観察して、説明することにより、その違いが明白になるのだ。一般化するならば、あることを説明することによって、異なる見方による評価をする必要が生じることとなり、それがより深い理解へとつながる。無生物を用いることにより、プログラマーは、他人を煩わせることなく目的を達成できる。
話すことで理解が整理できる効果
相手が人間じゃなくてもいい、ラバーダックでもいい