マズローの欲求ピラミッドとケンリックの欲求ピラミッド
もはや常識になっているマズローの欲求ピラミッド(自己実現理論)。 マズローの欲求ピラミッドは生物学的欲求と動機を考慮していない。
マズローの個人的な洞察として、今の心理学界隈では認められていない。
マズロー以降の研究で学んできたことを活かして、21世紀向けに改築をしたピラミッドがケンリックの新しい欲求ピラミッド。
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3つの重要な違い
1. 頂点から「自己実現」が追放
「自己実現」という動機だって、実はもっと俗っぽい目的に基づいている。
2. ピラミッドの上部が、繁殖に関連する3つの新しい動機で占められている
有性生殖がなければ遺伝子はどこにも行き着けないから
3. 動機を積み上げるかわりに、互いを重ね合わせたこと
これは、心のモジュール性と言われていて、人間の心を単一の善/悪といった物差しで見るのではなく、その時置かれた状況に応じて発動する心のモジュールが異なると考え方に基づく。