ビロード
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シルクのベルベット(ウィリアム・モリスデザイン)
ベルベット(英: velvet)は、タテ糸パイルの比較的毛足の長いパイル織物の一種。平織または綾織の2枚の織物をたて糸によってパイル糸とともに織り込み、それを2枚に切り分けて製造される。高密度に繊維が揃い繊維の末端周辺に特有の肌触りを持つ 13世紀にイタリアのベルッティが編み出した生地でベルットと呼ばれた。柔らかで上品な手触りと深い光沢感が特長で、フォーマル・ドレスやカーテンに用いられる。レーヨンや絹が一般的。縫いずれし易く、きれいに縫製するには高度な技術が必要である。 日本にはポルトガルからもたらされ、16世紀の戦国武将の帽子や外套にベルベット製のものがある。ポルトガル語のveludoの日本語読みでビロードと称された。また、和名は天鵞絨で天鵞は白鳥の意味である。伝来した当初は絹製の白い生地を指していたため、ビロードは特にシルク製のベルベットのことをいうこともある。