スロットマシンの「当たりに偽装したハズレ」を本物の当たりだと感じてしまう
実際には、スピン1回で差し引き50セント損しているというのに。マシンが派手な光と音であなたを祝福するので、そのフィードバックに思わず嬉しくなってしまうのだが、それは文化人類学者のシュールをはじめギャンブル専門家が「当たりに偽装したハズレ」と呼ぶタイプの勝利なのである。
偽装が問題なのは、プレイヤーが敗北という認識をもたないからだ。彼らはこれを勝ちと分類する。
コストを少し下回るリターンでも、当たり演出が出れば「当たった!」と勘違いして楽しくなってしまう
たまに勝つのだがそれが少ないリターンの場合、他の手で無理して参加して負けた分のコストを取り返せておらず、気づいたらどんどん手持ちのチップが減っている