ゲシュタルトの知覚の法則
1920年代にドイツの心理学者たちによって構築された理論
ゲシュタルトとは、ドイツ語で形、形態、状態を意味する。
ゲシュタルト理論は、人の心がどのように環境を整理するかに関する実用的な法則をまとめたもの(ヴェルトハイマー、1923年)
「Designing with the Mind in Mind」の中で、ソフトウェアデザインでのゲシュタルトの法則利用例が紹介されている。
本書でも、その中からゲームのUIとHUDデザインに有効な法則をいくつか紹介している
図と地
前景と背景の区別が曖昧で、人の顔に見えたり花瓶に見えたりする図の例
https://gyazo.com/09a1740a2e5175e9914b8d1f30109dfe
多重安定性
見る人によって、違う意味に捉えかねないもの
ウサギとアヒル、どっちにも見えるような図の例
https://gyazo.com/a3ccaebd0195ff9b66104d219bc35f1f
閉合
人は物体を個別の部分としてではなく、全体を1つとして見る傾向がある法則。
以下の例では、実際に存在しない白い三角形が見えるようになる
https://gyazo.com/260ce1a1f3b42e546c35700da23d47f8
近接
互いに距離が近い要素は同一グループとして知覚される
例えば、下の図では左のまとまりは1グループ、右は3グループに分かれていると知覚される
https://gyazo.com/cb7c8ca50e3e42e1e382d0ccfdf83d00
類同
色や形など、特性の同じ要素がグループ化される。
下の図では、色によってグループ化がされる
https://gyazo.com/4f42b839e9d42d112585d2c9a551d8bd
対称性
人は対称性を基準に入力された情報を整理する。
例えば、同種の括弧でグループ化されて認識する
https://gyazo.com/3dbfbbea871e880e8801dfb81d633b6e