ケンブリッジ・アナリティカ
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彼らはデータを奪い、完全に支配した。ケンブリッジ・アナリティカ社によるFacebookのデータ不正利用事件は、世間に衝撃を与えた。『グレート・ハック: SNS史上最悪のスキャンダル』は、複数の人物の目線を通して様々な角度から事件を捉え、個人データ利用の闇を暴く。Netflixおよび米国と英国の一部の劇場で7月24日より配信開始。
データは石油より価値を持つようになった
意見を変えそうな人を狙って投票先を変えるようにナッジするためのデータ ケンブリッジ・アナリティカ(英語: Cambridge Analytica Ltd : CA )は、かつて存在したデータマイニングとデータ分析を手法とする選挙コンサルティング会社である。 2016年6月に実施されたイギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票や、2016年11月に実施されたアメリカ合衆国大統領選挙において、いずれも勝者側が利用した選挙コンサルティング会社として注目された。しかし一方で効果を疑問視する声があり、さらにデータ収集や広告の手法についてプライバシーや情報操作の懸念も指摘されている。 フェイスブックの個人情報流出問題で情報の不正取得が疑われていたが、2018年5月2日、関連会社とともに破産手続きを申請したことを発表し、同日付で全ての業務を停止した。同社は声明で「この数カ月、数多くの根拠のない批判の的にされてきた」と不正を改めて否定したが、問題が報じられて以降顧客離れが止まらず、事業継続が困難になったという いくつかの報道によれば、CA社は、Facebookから得た個人情報を不正に利用して、米国の大統領選挙で共和党支持者を増やし、英国をEU脱退に誘導したのだという。信じられない話だ。
近年、世界各国でプライバシーリテラシーが高まっている背景には、CA問題がある。本記事で、本問題を深掘りしてみようと思う。