カーゴ・カルト・サイエンス
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信仰の繕い
南洋の島の住民の中には積み荷信仰ともいえるものがある。戦争中軍用機が、たくさんのすばらしい物質を運んできては次々に着陸するのを見てきたこの連中は、今でもまだこれが続いてほしいものだと考えて、妙なことをやっているのです。つまり滑走路らしきものを造り、その両側に火をおいたり、木の小屋を作って、アンテナを模した竹の棒がつったっているヘッドホンみたいな格好のものを頭につけた男(フライトコントローラーのつもり)をその中に座らせたりして、一心に飛行機が来るのをまっている。形の上では何もかもがちゃんと整い、いかにも昔通りの姿が再現されたかのように見えます。
ところが全然その効果はなく、期待する飛行機はいつまで待ってもやってきません。
本質が分からないまま、データと経験だけを頼りに再現を期待する信仰
何となく思い出したのが、幸福度とベッドメイキングの関係の研究
ベッドメイキングを習慣としている人の71%は自分は幸福であると感じており、ベッドメイキングをしていない人の62%は自分を不幸せだと感じていたとのこと。
「安易な科学主義」が「カーゴ・カルト・サイエンス」を指していることもある
ファインマンさんの例だと、南洋の島の住民は、飛行場再現のための設備投資を持ちかけられたらカモになってしまう