2022年アメリカベイエリア、格差が広がりすぎて一部スラム化
https://www.youtube.com/watch?v=AFuowqEHBCc&t=836s
人類の誇るハイテク帝国の首都とも言えるベイエリアが、まるで滅亡間近のローマや、銀河帝国の首都トランターの街角のように見えてくる。 世界中から富を吸い上げ、人材と資源を独占するベイエリアのビッグテックと、路上でテント生活を繰り広げるホームレス達とのコントラストは、もはやレディプレイヤーワンの世界がフィクションとは言い切れなく思えてくる。 しかもこれは業界の構造的な問題であって、連邦政府がよほど強硬的な手段を取らなければ解決できないし、強行的に解決をしようとすればかなりの摩擦を生むことになるだろう。
なぜこうなってしまうかというと、ベイエリアに世界中から才能を集める資本が集中し、資本が集中するが故に資本が資本を生み出し、資本がうまれ才能が集まるから人件費が高騰し、人件費が高騰するから家賃が高騰し、ささやかな生活を営んでいたごく普通の人々が家を追い出されて路頭に迷うという構造が生じている。
だがその一方で、一体全体、誰がこのツケを払っているのか。
それはもちろん、我々、世界中に住む人々がビッグテックに支払っている大量のサブスクリプション・フィーだろう。
我々がパソコン一つ、スマホ一台を手にし、YouTubeを見て、検索する度にビッグテックは莫大な収益を約束される。 独占禁止法はあくまでも「特定の企業がなんらかの独占を行う」ことに対して効果があったが、直接の利害関係を持たないごく限られた少数のビッグテックによる「ハイテク業界群」が富を独占しこうした問題を引き起こすことは、資本主義の成立初期段階では予見することが難しかったに違いない。 この歪みは以前から指摘されていたが、もともと歪んでいたところにコロナ禍による経済的打撃で決定的な変化が起きたように感じる。こうした貧富の差がますます広がっていくと、もはや何が起きてもおかしくない。
ビッグテックで働く従業員の給料と、その他の職業の人々の給料の差が大きすぎる
ビッグテックの高い給料で物価水準が上がってしまい、その他の職業の人々が暮らしていけなくなっている
サンフランシスコで3LDKに住もうと思ったら家賃7000ドルが最低限の相場らしい 日本円にして年間1000万円