親鸞
1173-1262
松尾剛次『仏教入門』
阿弥陀仏の本願:
阿弥陀仏が仏になる以前に、菩薩として修行中に立てられた仏の誓願のこと。
あらゆる人を救済の対象とし、善悪の差別はない。
(悪人正機説:現在では、親鸞の独自の思想とすることは大いに疑問視されている。)
親鸞の思想の特徴
阿弥陀仏が誓願をたてて衆生の救済を誓い、それが成就されたと信じるその瞬間の「信」によって往生が決定すると考え、往生はそのまま悟りの世界にいたることである、とした。
そうした念仏は自分の力ではなく、仏の働きかけ(他力)である、とする。:他力本願
僧侶は妻帯してもよいと考えた。
詳説日本史 2017
親鸞もこの時、法然の弟子の一人として越後に流された。
のちに関東の常陸に移って師の教えを一歩進めた。
煩悩の深い人間(悪人)こそが、阿弥陀仏の救いの対象であるという悪人正機を説いた。
その教えは農民や地方武士のあいだに広がった。
やがて浄土真宗(一向宗)と呼ばれる教団が形成されていった。
(上島享「中世の宗教史」)浄土真宗の基礎が固まるのは、14世紀前半、親鸞の曾孫覚如の段階とされる。