宗教の定義
(『プレステップ宗教学』pp.118-120も参照)
ミュラーの定義:「無限なるものをとらえる能力」(2. 近代の宗教研究 (1):宗教を人類に普遍的なものとみる視点#68e3d25b0000000000ded5f8)
タイラーの定義:2. 近代の宗教研究 (1):宗教を人類に普遍的なものとみる視点#68e3d25b0000000000ded685
Durkheim, Émile(デュルケーム:フランスの社会学者):
「宗教とは、聖なる事物、すなわち分離され禁止された事物に関わる信念と実践とが連動している体系であり、それらの信念と実践とは、これに従うすべての人びとを、教会と呼ばれる同一の道徳的共同体に結びつけている。」(『宗教生活の基本形態』[原著 1912年]山﨑亮訳、上 p.95)
(マルクス):『ヘーゲル法哲学批判序説』における有名な記述(『プレステップ宗教学』p.119)
(前略)(原文中の傍点は、以下の引用では太字で代替する)
宗教上の悲惨は現実的な悲惨の表現でもあるし、現実的な悲惨の表現でもあるし、現実的な悲惨にたいする抗議でもある。宗教は、抑圧された生きものの嘆息であり、非情な世界の心情であるとともに、精神を失った状態の精神である。それは民衆の阿片である。
民衆の幻想的な幸福である宗教を揚棄することは、民衆の現実的な幸福を要求することである。民衆が自分の状態についてもつ幻想を棄てるよう要求することは、それらの幻想を必要とするような状態を棄てるよう要求することである。したがって、宗教への批判は、宗教を後光とするこの涙の谷〔現世〕への批判の萌しをはらんでいる。(『ヘーゲル法哲学批判序説』城塚登(訳)、岩波文庫、pp.72-73)
西田幾多郎:(『プレステップ宗教学』p.118)
フロイト:(『プレステップ宗教学』p.118)
岸本英夫:
「宗教とは、人間生活の究極的な意味をあきらかにし、人間の問題の究極的な解決にかかわりをもつと、人々によって信じられているいとなみを中心とした文化現象である。宗教には、そのいとなみとの関連において、神観念や聖さを伴う場合が多い。」(岸本『宗教学』1961年)