創造科学
伊勢田哲治『疑似科学と科学の哲学』p.12
創造論(creationism)
創造論というのは、キリスト教の聖書に書いてある天地創造の物語が基本的に正しいという立場である。
聖書によると、神様は7日間で世界を創り、動植物を創り、最後に人間を創ったとされる。
聖書に出てくる年数を文字通りにうけとると、これはたかfだか数千年まえだったことになる。
ただし、この日数・年数が文字通り正しいとする極端な創造論の立場もあれば、日数・年数に関してはもう少し自由な解釈をみとめる立場もあり、創造論の中も一枚岩ではない。
当然ながら創造論の信奉者はキリスト教徒(の中でもいわゆる原理主義の人)が多いわけだが、それ以外の宗派の人もいるという。
創造科学(creation sciece)
創造科学というのは、この創造論の主張を科学的にサポートしようという考え方である。
つまり、聖書の物語の地質学的,生物学的部分を取り出して、その部分に対する「科学的な」証拠を提示しようという試みである。
このような創造論・創造科学がアメリカを中心に結構根強い支持を集めていて、教育の現場などにも影響を与えている。