不満を解消するには自分で作るしかない
ソフトウェアを開発する上で他人の作ったコード資産を使わないことは不可能だが、その中でもどうしても不満が溜まってくることがある
そういう場合に不満を解決する手段はいくつかあるが、思い切ってそのライブラリを捨てて自分で書き直すということも選択肢に入れてもいいと思う
僕はとにかく人の作ったコードの設計に不満ばかり感じるのですぐに自分で作り直してしまう
それを繰り返していて思ったのは、人間が作ったものは人間であれば大抵は作り直せるということ
当たり前だがそれは規模の大小によるが、個人が作ったOSS程度なら個人でも十分に作り直せる余地がある
本来はそういうOSSにコントリビュートすれば良いのだが、基本的にコントリビュートは報われないので報われたいのであれば自分で作るしか無いように思う 自分で作れば設計から実装まで好きなようにできるし、自分にとって良いものを確実に作ることができる
また今までブラックボックスだった実装を自分で考えて実装してみることで色々な視点を得ることができる
自分の頭で考えて作ってみると、複雑だと思っていたことも意外とシンプルに実装できたり、その逆も多々ある
仕組みをわからずに使い続けるといつか痛い目を見るし、問題が発覚したときにも対応策をねることができない
多くのプログラマはXXというライブラリでYYができないことを知るとすぐに諦めてしまうが、YYを諦め続けると市場によくある、個性のないソフトウェアにしかならない
個性のある新しいソフトウェアを作るには、どこかで自前実装をする必要があり、その力量こそがプログラマの本質であると思う
使い方を覚えるよりも、作り方を覚えるほうがよっぽど価値がある
他人の作ったものに文句を言うくらいなら自分で作り直せという話でした