Horizon / keroxp feat. 初音ミク
https://www.youtube.com/watch?v=VbY5twZwGZ0&feature=youtu.be
初めて俺自身がボーカルで参加した楽曲keroxp.icon2019/11/11
歌詞作成とレコーディングが色々と難航してしまい1ヶ月以上かかってしまった
メロディ自体は数日でできたのだけど
この曲もサビのメロディと歌詞がスッとできてそこから肉付けしていった曲
このパターン以外で曲が出来る気がしないkeroxp.icon
ポエム
歌詞を書いてるのにまたポエムとはこれいかに
ミクさんとボカロ曲を作る中で段々と表現の幅が窮屈になってきてもうちょっと自由にやってみようと思ってできた曲
僕はVocaloidは楽器の一つでありそこに人格や歌手としての存在感のようなものはあまり必要ないと思っている
Vocaloidが歌手としてのイメージを固着されてしまうとXXっぽい/ぽくない曲という受け取り側の印象ができてしまうので
ボカロはボカロが好きな人以外にもボーカルを録音できない人の為のDTM楽器でありどんな曲にも合わせられるポテンシャルを持っていると思う
なのだけど曲を作っていく中で自分の中から出てくるものはどこまでも自分の声ばっかりで、「初音ミク」としてのキャラクターを表現したいという気持ちが自分の中に全然ないということがわかってきてしまった
3曲目に逆にそういう振り切り方をした【初音ミク】どうしたのって聞かれてもという曲を作ったのだけど、作ってる最中はそれなりに面白かったけどその後は全然聞き返したりすることもなくなってしまった 僕自身ミクやリン、イマだとウナやRanaのキャラクター性を活かした楽曲も好きなので自分もそういう方向性にいきたいなぁと最初の頃は思っていたのだけど(アニメを作ろうとしてなぜか音楽を作ってしまったので)、それなりに大人になってしまった自分が曲を作るとなったときに16歳(2007年)のときに憧れた可愛いバーチャル歌姫のプロデュース業という役割にどうしても活路を見いだせなかった。アニメももう殆ど見てないし。
なので曲を作っているときも作り終わって動画を作るときもそこにミクさんのプロデュース作業というモチベーションは全然湧いてこなかった。マジで全然絵を書きたくならないので。
そういう中で自分は一体何を作ってるのか?と考えたときにやっぱり俺は俺の曲を作りたいんだなぁと素直に思えた
Scrapboxにポエムを書き散らすように曲を作ってもいいんだなぁと
そうなると「俺も歌わないとなぁ」という気持ちが湧いてきてしまった
もともと僕は歌を歌うのは好きなので出来不出来はともかく自分の歌を出せて満足している
Memo
ボカロとリアルボーカルの違い。色々ある
ボカロはキーやリズムを絶対に外さない上、エディタで編集できるため試行錯誤が楽にできる
レコーディングは歌詞やメロディが完全に決まっていないとできない。収録後に歌詞変えたいとなったらまたレコーディング行かないといけなくなる。これは結構なストレス。いろいろ試して宅録はやめたのだけど宅録ができたらもう少し楽だろうな。
ボーカルのAFXとしてiZotopeのNectarというソフトウェアを使ってみた ノイズゲート、ハモリ追加が楽だと感じたが、波形解析からの自動イコライザ設定は正直効果がよくわからない。ソフトウェアが「これがいい」と言っても作者がそう思わなければCAD的には無意味なんじゃないかと思う。 あとAI搭載と言ってるけど全然AIじゃないだろ。
編曲については今回は特筆すべきことはないかな。良くも悪くもない感じ。
コーラスについて。
単に歌うのが超難しい
最初は自分の歌唱力が低すぎて絶望した
その後はテイクを重ねてAFXでなんとかしたが…さて
女性ボカロと一緒に歌う場合、キー設定が非常に難しい
この曲はFメジャースケールで音域がC3-C4 (hiC)なのだけど、ミクさんの声域であるhiCをベースにユニゾンしようとすると僕の声域だと高すぎて歌えない(大体hiFくらいまでしかまともにでない)
4つキーを落としてGメジャーにすれば僕はマトモに歌えるけど、ミクさんのキーが下がりすぎてしまう
ラップについて。
もともと言葉遊びが好きだし歌詞を書くときもつい韻を踏もうとしてしまうのでヌルっとこなせた
だがそもそも日本においてラップ、ラッパーというものが暗黙的なダサさと背中合わせなことが難しいと思った
僕はダサく思われるのは怖くないけど下手であることは極度に嫌なので正直自信がない
歌を歌うよりは簡単じゃないかなぁとか思うけども
動画について。
ジャケットは毎度iStockで¥1200でした
水平線と地平線、どちらの画像にするか迷ったけど地平線でキレイな写真があまり見つからなかったので水平線にした
人工物がある場所では地平線は写せないので必然的に地平線の画像は砂漠や平坦な道になりがちなのだけど、これがどうにも面白い景色にならない。地面側が代り映えしないので結局空の写真になってしまう。
水平線は逆に海の表情が天気によって豊かなので色々キレイな写真があっていいと思った
歌詞につかったフォントはmacOS Catalinaから消えて入ったヒラギノ角ゴシックW0
W0のthin fontがグラデーションとマッチしていいと思った。遠くからだと見えないけど
歌詞
Horizon
ぱんぱんに膨らんで弾けそうだった僕の夢
だんだんと萎んでって今にも地面に落ちそうさ
散々にけなされてうなだれる日々を生きていく
悶々と考えるけど白紙の地図は埋められない
(ラップ)
もうちょい本気で生きてたい でも本音は呑気に遊びたい
同調圧力hold me tight? いやそんな空気はアホみたい
上向いて下向いて All right
さぁ肩組んで腰振って頂戴
この想像どおりの景色なんてきっとつまんない
荒唐無稽な妄想たずさえて行こうぜ
また暴走気味の僕らの歌も君と二人なら
相乗効果で雲の向こうまで届くさ
簡単に流されて 見失いそうな僕の夢
漫然と過ごしてて 未来の憂いにしょげそうさ
坦々と流れてった 無色透明の日々の中
完全に枯れて散った 無職童貞の未知の花
(ラップ)
骨身にしみるぜLonely night そうから騒ぎなんか縁がない
肩身が狭くて損してない? でもそれを認める論理はない
カニ食ってエビ食って All night
さぁ担いで揺らして頂戴
もう同情待ちのヤワなハートじゃ何も変わんない
どんでん返しの結末こしらえて行こうぜ
やや放浪気味の僕らの旅もいつか賑わって
冗談交じりで笑い飛ばせるさ今以上
(ラップ)
競争社会で Hands up もううかうかしてたらTime up
今日こそヨイショでStand up ほら明日はせーのでRise up
経験したって妄想しちゃってララライラ
さぁ本物になってセンター狙っていかないか
この想像どおりの景色なんてきっとつまんない
荒唐無稽な妄想たずさえて行こうぜ
この暗中模索のシケたぬかるみもいつか道になって
ワンツーパンチで手が届きそうさ Horizon