DBの使い方はステップアップして覚える
プログラミングを始めると、なぜかDBもすぐに使い始めることが多い気がするkeroxp.icon2019/10/13
例えばRailsはActiveRecordというRDBのORMが内蔵されていて実質的にDBが使えないと使えない 現代のソフトウェアはクラウドサービスが前提となっていて、ほとんどすべてのソフトウェアがサーバーアプリを持っている
プレクラウド時代のソフトウェアは、ユーザのデータをサーバーに送ることは少なかった
WindowsやMacのソフトウェアは、ユーザが作成したデータをファイルとしてユーザのパソコンに保存してユーザに管理させた 一般的なUNIXシステムにおいてデータを永続化させるにはファイルとしてSSDやHDDに書き込む以外に方法がない つまり、現代においてデジタルデータとはファイルであると言って差し支えはない
どのDBも最終的な保存先はファイルだが、DBはデータをより管理しやすくするために様々なインターフェイスを提供する SQL系のDBの中でSQLが実行されてデータを出力するまでにかなり複雑なことが行われている
今日SQLやDBはWebアプリとセットでしか使われない風潮すらあるが、その歴史はWebよりもはるかに昔に遡る
Webも最初はhtmlファイルを送信するだけの仕組みだったが、そのうちHTTPリクエストに対して動的に出力を変えたいという欲求が生まれてきてCGIというWebアプリの走りが生まれた
動的に出力内容を変えるためにはデータをどこかに保存しなくてはいけない
HTTPはもともとリモートサーバとファイルを送信し合うためのプロトコルだった
GET, PUT, DELETEメソッドなどはあくまでリモートサーバのファイルを「取得する」「作成する」「削除する」
といった意味合いで名付けられた
しかしその用途はすぐに使われなくなり、HTTPはブラウザがクライアントとして振る舞うための道具になった