説得フェイズに入ったら負け
もしあなたがなにかのプロジェクトを進めていて、誰かを説得しないと前に進めないということになったとしよう
そうなってしまったらかなりの割合で負け筋が濃厚である
なぜか?
説得が必要であるということはつまり、
自分に議決権がない
話し合いで進める過程がすでに失敗している
ということを意味する
このどちらにも当てはまらなければ、論理的には説得は発生しない
誰かを説得しなくてはいけなくなったのなら、議決権がない上に自分とは真逆の意見が通ろうとしているということであり、もうそうなったらまともな手段では解決できない
情に訴えるとか、論で詰めるとかの強引な手段しか残されていない
んで、もしこの集団しか残されていない状況(=説得)に陥った場合、殆どの場合自分の意見は通らないし、仮に押し通そうとした場合多大な禍根を残すことになる
こういう場合は、おとなしく引き下がるか、妥協点を模索するしか無いが、どの道を辿っても誰もいい気持ちでは終わらない
そうなってしまうと、プロジェクトはもともとの議論の内容にまったく見合わないダメージを受け、崩壊の兆しが見える
なぜそうなるのか
プロジェクトの中で意思統一が出来ていないことが主な原因である
チームの意思統一ができていれば、細かいところでは揉めても大きな流れは収束するはずである
これは議決権を明確にしたとしても根本的な解決にはならない
なぜかといえばその場では何かが決まったとしても、プロジェクトを進めるのは個人ではなくチームなので、チームでの納得をすっ飛ばして決めた物事が良い作用を生むことはまず無い
どうすればいいのか
意思統一を何よりも優先させなくてはいけないと思う