例えの距離感
技術的なことをわかりやすく説明するために例え(直喩)を用いることがあるが、大抵の場合逆効果になっていると思う
プログラミングでいうとクラスとインスタンスを鯛焼き型と鯛焼きで説明するとかNode.jsをスタバ方式だと言ってみたり
それを理解している自分が今その説明をきいても正直意味がわからない
一般的には馴染みのない概念があるとき、そこには一般的には馴染みのない問題がある
なので解決方法も一般的なものになるとは限らない
クラスとインスタンスも、もととなるデータ(クラス)のコピー(インスタンス)が簡単で、なおかつコピーをたくさん作らざるを得ない状況という現実世界ではでは考えにくい状況があるから生まれた概念である
こういう場合下手に遠い例えを使って説明するのではなく、近い例えを使って説明したほうがいいと思われる
鯛焼きを量産することはコピーとは言わないが、データを複製することをコピーというというのは大抵の人は知っているはず
デジタルデータやコピーすら知らない人にクラスやインスタンスを説明するのはほぼ無理だと思う
わかりやすい説明に使う例えにも距離感というものがあり、説明する人の理解度によって距離を変えながら徐々に近づけていく必要があるのではないか
理解の最下層にいて最上層のことをいきなり例え理解できることは普通に無理と思われる