キャラクターを想像する
漫画やアニメのキャラクターではなく、自分だけが知っているキャラクターを想像した事がありますか?
「ええ…」と困惑した人は正常です。そのまま人生をお送りください。
僕はあります。というか頻繁にあります。
なぜか自分の中にふとキャラクターが名前と一緒に浮かんできて、存在を始めます。
見た目は朧げですがなんとなくの印象は揺らぎません。あと名前も必ず浮かびます。
そういう事が「できて」?、なおかつそのキャラクターと脳内で会話している、と言っていた友達が過去にいましたが、僕はそういうことはしないです。案外そういう人はいるんじゃないでしょうか?お悩み聞いてくれるちゃん/くん的な。
まぁそれは置いておいて、僕がキャラクターを想像するとき、大抵その人は僕とは独立した人間関係を持っています。
なので、キャラクター単体で思いついても、芋づる式に別のキャラクターが登場します。
そうすると、キャラクター同士の相関関係みたいなものも想像できて来ます。大抵は最初に思いついた主人公的な立ち位置のキャラクターを取り巻く人間関係ができてきて、彼らがどういう人間でお互いのことをどう思っているのか、などを考えているうちに色々「なるほどなぁ」と一人で納得したりします。
これが結構面白くて、駄目な漫画やアニメをみるより面白い作業です。なぜかというと自分が想像してできているキャラクターなので嫌いになる要素がないからですね。みんな基本的に自分が好きな人間性を持っています。
不思議なことに自分が考えたはずなのに、その人となりは最初はよく分からないことが多いんですよね。なので藤井聡太ばりにもっと深く読んでいくと、段々その人のことが分かってきて、より生き生きとしてきます。
なんか自分で言ってて意味が分からなくなって来たんですが、なんでどこにも存在しない人間のことを考えるとその人のことがよく分かるんでしょうか? 実際に存在している人のことなんていくら考えてもちっともわかりやしないのに。
しかし分かるもんは分かるんだよなぁ(呆れ)
最近読んだ約10年ぶりの新刊である「涼宮ハルヒの直観」の後書きで谷川流が「眠れない夜は雑なキャラクターで雑なストーリーを展開してるといつの間にか眠れる」と言っていてちょっと分かると思った次第です。