「男らしさ」と「男性性」はどのように使い分けられているか
男性のジェンダー問題を扱うテクストにおいて「男らしさ」と「男性性」はどのように使い分けられているのだろうか。
「男らしさ」のほうが、
・一般的にポジティブな意味がある(男らしくてかっこいい等)
・能動的、人為的なニュアンスがある(男らしさにこだわる/降りる等)
・社会的に構築されたものであるというニュアンスが強い
対して「男性性」は
・価値中立的(かっこいいなどの美的判断が含まれない)
・占いやスピリチュアル方面でも使用される
・基本的には社会的に構築されたものであるというニュアンスで使われるが、「男らしさ」に比べて、もともと備わっているもの、本質的なものであるというニュアンスでも使用しやすい。