進行の考え方(2/10)
>ななしさんが毎回どういう進行がいいか考えるときに何を軸に考えるか知りたい
>勝つためには縄数浮かすとか、破綻する状況をつくって決め打ちを容易にするとか、色んな勝ち方があると…
というリクエストを頂いたのでお応えします。
身も蓋もないですが,一番勝率が高い(と思われる)進行しか取りません。
勝率が最も高くなる進行を推すことができるのは村人だけです。
なぜなら,狼は嘘を付かなければなりません。極端な例から提示します。
4b(村村占狼)を考えます。
あなたは村人ですが,占い師を名乗る人物から●をもらいました。
占→狼●
狼→村●
村→狼 占い→狼 狼→村
その時点で他に占い師がCOすれば狼の占い騙りが破綻し無事村人が勝利します。
ここまでは当たり前の話ですね。
しかし12bや17aにおいてはたくさんの村役職人外役職が存在します。
この場面で平和が出れば…呪殺が出れば…
というような,いわば理想論のような,展開が欲しくなるときがあります。
もし理想の形になれば勝率100%になるのであればその形を追求してみたいと思っても当然ですね。
そういった”理想”を村に齎す可能性のある役職「占い師」と「狩人」をまず一番に考えましょう。
1人外以下の最終日を迎えることを進行とするのならこの2つの村役職の存在を蔑ろにしてはいけません。
狼視点の勝ち筋について
るる鯖やわかめて鯖のログを一度見てみると良いと思うのですが,2つの鯖とえけけ鯖には極端な違いが存在します。
チャットのリアルタイム更新だとかCOボタンだとかそういう問題ではなく,えけけ鯖では昼時間と投票時間が同一時間内に行われる一方で,先にあげた2つの鯖では投票時間が昼時間とは別に存在します。
これによって昼の中で自分たちの議論や説得を終えなければなりません。
この仕様によって狼にはある制約が課せられています。
それは信用勝負の際に,騙り狼と潜伏狼は常にラインを繋ぐ必要があるということです。
村の中で一致団結しないまま投票だけ揃えば狼だと自らCOしているも同じことですね。
逆に村の中で一致団結していても投票を間違えれば相方を殺してしまい,結果芋づる式ということも有りえます。
これはある一日における団結の例ですが,鯖によらず同様に狼は二日目昼から最終日まで信用ラインを繋ぎ続ける必要があるのです。いわば騙りのサポート狼役を誰がしているのかを考えることで各占い師目線の内訳をより絞ることができます。
信用勝負ともう一つ即抜きがありますが,即抜きの基本は相方を切ることです。
「誰彼問わずとにかく切っているやつが白くなる」と,かつて人狼オンラインX鯖で知り合った異次元方程式◆XlRdMwzuyW君も言っていました。彼は「~~~ということは心理学的に示されている。」という示された根拠のない嘘が好きでした。
以上二つが狼の勝ち方ならば,村人は誰がサポート役なのか,あるいは切られ役なのかを察知することができれば残りの狼にも手がとどくようになります。
3-1信用勝負の陣形を考えるにしてもサポート狼が明らかに欠落している場合は,狼視点では何らかの理由でサポートできない理由を考えます。
(例.初手で吊れた,そもそもラインをつなぐべきということを知らない,真抜き路線に変えたいと思ってる,etc..)
例えば,2-2なら初手の霊ロラはしません。
なぜなら霊ロラをするのはその翌日でも翌々日でもできるからですね。
2手分占い師目線のグレー状況が狭まっているとはいえ,どちらの占い師が真かどうか分からないグレー状況に価値を見いだせないこと,●出し等により盤面の評価がしづらい展開を人外に押し付けられる可能性が捨てきれないからです。
それならば,人外に利用されるとしても票情報をまずは見ることが大事なのではないかと考えます。
村人目線では常に「情報から考察する」ので,他の村人が出した発言が「村の昼会議で得た情報からの考察」なのかどうかを見るためにも明白な形の情報は残したいです。
まず一つ,昼会議の情報を利用することで勝率を高める進行の例でした。。