レームダック
なんとなくでしか把握していなかった「レームダック」という言葉は、「足が不自由なアヒル」が転じて、政治的に「死に体」にある状況を指す「業界用語」的な使われ方をされている。
レームダック、レイムダック(英: lame duck)とは、「役立たず」「死に体」の政治家を指す政治用語。選挙後、まだ任期の残っている落選議員や大統領を揶揄的に指すのに用いられる。転じて、米国では「役立たず」などと特定の人物を揶揄する慣用表現としても用いられている。
その「レームダック」の最新事例として、日経新聞で使用されていた表現が以下の記事にある。
韓国国会で7日に採決された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾訴追案は、与党が投票せずに不成立、廃案となった。すでに尹氏の権威は失墜し、政権はレームダック(死に体)に陥る一方、与野党は2回目の弾劾案採決を巡って激しく対立する見通しだ。混乱が長引けば、北朝鮮の軍事挑発など有事への対応に支障が出かねない。