半加算器と全加算器の違い
全加算器(フルアダー)と半加算器(ハーフアダー)の主な違いは、入力の数と機能にあります。
半加算器(Half Adder):
• 入力:2つの1ビット値(AとB) 
• 出力:和(Sum)と桁上がり(Carry) 
• 機能:1ビット同士の加算を行い、結果の和と桁上がりを出力します。 
全加算器(Full Adder):
• 入力:3つの1ビット値(A、B、下位からの桁上がり入力Cin) 
• 出力:和(Sum)と桁上がり(Carry) 
• 機能:2つの1ビット値と下位からの桁上がりを含めた加算を行い、結果の和と新たな桁上がりを出力します。
つまり、半加算器は下位からの桁上がりを考慮せずに2つのビットを加算するのに対し、全加算器は下位からの桁上がりを含めて3つのビットを加算することができます。
実装上の違い:
• 半加算器は、1ビットの加算を行うための最も基本的な回路で、ANDゲートとXORゲートで構成されます。
• 全加算器は、2つの半加算器と1つのORゲートを組み合わせて構成されます。