音でレビューする
今の立場上、会社の技術ブログのレビューをすることが多々あるのだけど、その時に必ずしていることがある。それは「ブログを一字一句そのまま音読する」ということだ。
あくまでも自分の感覚ではあるけど、実際に口に出して読むと、驚くほどtypoや間違い、読みにくい文章がわかる。レビューするときのtipsとして、別のエディタやブラウザ、公開モードなど環境を変えるとよいと言われているが、口に出して読むこともそれに通じるのだろう。
特に文章の違和感はかなり感じられるように思う。一文の長さ、接続詞の不足・過多、助詞や助動詞の間違いは「本当にそのまま読む」とだいたい気付けるのではないか。
ここで「本当にそのまま読む」と書いたのは、実はそれがとても難しいことだと思っているからだ。自分も含め多くの人は文章の行間を勝手に補完するし、多少間違いがあっても口に出す前に修正してしまうこともある。最近は、音声による読み上げの精度も向上しているので、そういうのを使うのもいいかもしれない。
いずれにしても、文章を視覚だけではなく音として認識することもレビューする際にはとても役立つと感じている。もし会社でディスプレイに向かってブツブツ言っている私を見かけたら、ブログのレビューをしているか、ついにおかしくなってしまったかと思ってそっとしておいてほしい。