アンガーマネジメント実践講座
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仕事や業務において「怒る」「起こられる」ということはほとんどないので、書籍の中で言われているような職場での課題感は持っていないのだけど、自分の感情のコントールには興味があり、参考になる部分はあった。
「多様な価値観を尊重する職場で、画一的なワークライフバランスが推奨されていることです」
アンガーマネジメントとは直接関係がないけど、こういう場はたしかにあるように思う。ワークライフバランスという言葉にも言いたいことはあるが、ここではおいておく。 褒めることが推奨されてきたので、起こらずになんとか育成しようと努めてきた結果、怒り方がわからなくなってしまった人が増えました。~~怒り方が下手になり、起こった時にトラブルになるケースがますます増え、より怒れなくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
「怒る」と「叱る」の違いなどにも触れられているけど、「怒りの感情を持つこと」と「その感情を強い言葉で発散すること」は別のことで、後者を「怒る」と言っているのかな。
アンガーマネジメントは怒らないことではなく、怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らなくて済む、その線引がうまく引けるようになることです。
「怒る」とは何かが定義されてないからこのへんがモヤモヤするのかも。
怒りは第二次感情と呼ばれています。
「怒り」についてはこのあたりで明確になっていてすっきりする。不安や苦しみなど他の感情のあとに出てくるものなのだ。
アンガーマネジメントの3つのメソッド
1.衝動のコントロール
2. 思考のコントロール
3. 行動のコントロール
まずは反射的に反応してしまうことをコントロールしよう(衝動)
私達が怒る理由、それは自分が信じる「べき」が目の前で裏切られたときです。~アンガーマネジメントでは、この「べき」のことをコアビリーフと呼んでいます。
コアビリーフという言葉を知らなかったので勉強になった。必ず自分の思考の中に原因を見つけることができるのだ。 まぁ許せるゾーンと許せないゾーンの境界線さえはっきりしていればよいのです。
許せる、まぁ許せる、許せない、という分類において、許せないゾーンがどこなのかを明確にするのが大事だが、これは人によって違うのはもちろん、時間の経過や状況によっても変わってしまう。常に自覚的である必要があるということかな。
アンガーログ
アンガーマネジメントの基本中の基本。以下の4項目を書く。
日時
場所
出来事
怒りのレベル10段階
他のテクニックについては、まぁそうだねという内容だった。
怒るときのNGワード
1. 過去を持ち出す言葉
2. 相手を責める言葉
3. 強い言葉
4. 程度言葉
程度言葉というのは面白かった。「ちゃんと」や「しっかり」とかいうやつ。 https://gyazo.com/a7b7e0f3266f71dd00b5ecf602a3eb66
ここにアンガーマネジメントが並ぶのはまだしっくりきていないのだが、ある物事に対して、別の立場で主張しあってるときに、平行線になってしまったり、結果として怒りの感情が生まれるということはあるのだろう。
マナー違反と法律の例がでていて、その話は面白かった。