「考えること」と「悩むこと」
この時間がどれくらいが適切なのか、問題の領域によっても違うし、その人のスキルにもよるだろう。しかし、答えのないor出せない問題に悩んでいるのか、答えの出せる問題を考えているのかという2つのまったく違う状態を識別するための基準を持っていたほうがよい。そして、それを「時間」という無慈悲なものに頼るのはよい選択に思える。
いま取り組んでいることが、独力で全てやることに価値があるようなものであれば、大いに悩み、時間をかけて答えをだすといいだろう。もしそうでない場合、どこかで悩むのをやめ、周囲に助けを求め、みんなで考え、答えを出したほうがいいだろう。
助けを求めることによって、あなたの評価が下がることはない。あなたのスキルが低いことを示すけでもない。物事を前に進めるために最善の選択をしたことを賞賛されるだけだ。周囲から新しい視点を得てあなたは大きく成長できる。