書くこと
「誰も聞いてくれない」話を聞くこと をする。
自分の話を他者に聞いてもらいたかったら、自分も他者の話を聞くべきだ、という平等原則(置き換え原則)と、また、「自分が話しているとき、同時に他者の声を聴くことはできない」(自分の声が邪魔するので。だからときには黙るべき)、ということをけむしは以前から指摘している。
そして、自身は傾聴姿勢があるが、聴いてばっかりで、誰も自身の話を聞いてくれない、という者たちも、いる。(特に被差別層。)
誰も話を聞いてくれないとき、自分しか聞いてくれないとき、その話をしようと思ったら、書く(独り言を言う)しかない。
そして、独り言と異なり、書くことは、残る。
残ることで、読み返すことができる。=異なる自分(未来の自分)が読めるし、他の誰か(遠い誰か、未来の誰か)が読める。
上記のような、聞いてばかりいても、自分は損じゃないか、と感じているマイノリティに対しては、けむしは、書くことを勧めるだろう。
また、対象によっては(けむしの祈りの対象範囲に入っていれば)、けむしの〈祈り〉の形として、紙とペンを与えたり、ときには、紙だけでなく、「いつでも私に(誰かに)送ってきてよい」と、切手と封筒を与えるかもしれない。そのとき、ノートは便箋となる。
自分が話し相手になれなくても、ぬいぐるみを与えたり、便箋を与えたりすることは、(「雑談は普段するけど書くことなんてないよ」と思っている人々に対しても、)「書くこと」のハードルを下げ、きっかけを作ってあげることができるかもしれない。
『さみしい夜にはペンを持て』
じんから勧められたが、未読。