「誰も聞いてくれない」話を聞くこと をする。
べきかもしれない、けむしは。
誰も聞いてくれないとき、自分しか聞いてくれないとき、その話をしようと思ったら、書く(独り言を言う)しかない。
そしてそれが誰か(遠い誰か、未来の誰か)に伝わる(かもしれない)。
しかし、価値のない(とされる)、ゴミのような話、を聞くことに時間や労を割くというのはもちろん抵抗がある。そしてそこから隠れた価値を「見出す」べきではなく(それが目的ではない)、聴くこと自体が目的。聴くことでその関係(チーム)は変わるかもしれないが、「仲良くなる」とかいう変化が目的ではない。聴くことを通して構築されるものそれ自体が重要?
でも、けむしは世間一般のみんなが価値を置いている話をする行為に共感できないので、(雑談、世間話、誰とでもいいからちょっとした無意味な話をする、有名人のゴシップ、スポーツ、恋愛話(の一部)、)うまいことスポットを探れそうな気もする。けむしがあまり抵抗なく聴ける範囲と、「誰にも聞かれない」話との重なりの範囲のスポット。
けむしは基本的に書くことに重点を置いているが、「チーム作り」は、聞くこと、とも関係している。社会運動において、聴くこと、は重要なはずだが、発信する側面と比べてあまり注目されてきていない。(分かりやすく「男らしく」ないから?聴く行為を描くのが難しいから? 聴くとき、人は黙っている。SNS上で聴いているかどうかは分かりにくい。発信するインフルエンサーでなく、聴くインフルエンサーが必要なのかもしれない。)
聴くことを重視するシステムのSNSってあんまりないよな。フォローは多いほどよい、どんどんしろ、それによってひとつひとつの傾聴が蔑ろになってもよい、というものばかり。
不在人、自分がいないと思っている人、の話を聞くこと、と、想像