10分で分かれ toki pona
目次
toki pona (トキポナ)とは?
toki pona (トキポナ)とは?
日常台詞1
名前
日常台詞2
jan pi toki pona (ヤンピトキポナ)
jan ale o kama sona e toki pona!
心がけ
参考
toki pona (トキポナ)とは?
個人の理念に基づいて作られた人工言語
発音が簡単
基本ローマ字読みで良し
二点だけ注意
j がや行 tuがトゥ
単語が 120 + α しかない
一般的な言語習得の単語暗記フェイズ不要
単語が活用しない
品詞? そんなものは気にするな
toki pona (トキポナ)とは?
実は "toki pona" 自体が一般名詞
tokiトキ 言葉・言語
ponaポナ 良い・シンプル
「良い=シンプル」はこの言語の理念
単語は後ろから前を修飾する
toki ← pona
つまり「良い言語」「シンプルな言語」
「良い言葉」かもしれない 文脈次第
日常台詞1
toki! (トキ) / toki a! (トキア)
出会い頭の挨拶はまずこれ これが言えればとりあえず良し
後ろにくっついてるa は気持ちの高ぶりを表す
pona! (ポナ) / pona a! (ポナア) いいね!
深く考えず気分が悪く無ければポナポナ言いまくろう
kama pona! (カマポナ) ようこそ!
kama は「来る、着く」といった意味でこれは直訳すると「良い来訪」となる
mi tawa. (ミタワ) さよなら
mi は「私」で tawa は「行く/動く」
つまり「私行くね」の意
名前
Nijon (ニヨン) 日本
toki pona では文頭とか関係なく必ず小文字で表記して固有名詞のみ大文字で書き出す
現地語の発話を toki pona 風発音に落とし込むのが toki pona 流
固有名詞単体では使わず toki Nijon → 日本語 のように使う
jan Nijon (ヤン ニヨン) jan=人 日本人
ma Nijon (マ ニヨン) ma=大地・地面・国 日本国
mi jan Kenpo. (ミ ヤンケンポ) 私は kembo です
人名も同様訛らせて使う
日常台詞2
ale li pona. (アレリポナ) 全て良し(世界は良い)
細かいことを考えないというこの言語の理念を示す言葉
ale = 全て、世界
li は主語と述語を分けるためのマーカー
主語が一人称の mi と二人称の sina だけは省略する
今までの例文で mi で始まってたものは li が消えてる
それ以外の例文は非文だった
sina pona. (シナポナ) ありがとう(いいね)
ポナポナ言ってるだけで十分だけど特定の相手に好感を伝えるならこれ
sina = あなた 先述の通り li が省略されてる
tawa pona! (タワポナ) / o tawa pona! (オタワポナ) いってらっしゃい
"mi tawa." に対する返答 「良い移動を!」って感じ
o は呼びかけのニュアンスでこの場合は命令形
"o tawa" だけだと「あっちいけ」みたいになる
jan pi toki pona (ヤンピトキポナ)
toki pona の人 = toki pona 話者という意味
"jan toki pona" だと (jan ← toki) ← pona となり「良い話し手」のような意味になる
専門用語で言うと「左結合」
pi がその後の単語の連なりをくっつけてくれる
jan ← pi (toki ← pona)
jan ale o kama sona e toki pona!
みんな toki pona を学ぼう!
説明長いから後で各自で読んで
o 命令文を作る時 li の代わりに入れる
主語が "sina" の時だけ主語が自明なので省略する
e 述語に目的語が必要な時ここから後ろが目的語だよって教えてくれる存在
jan ale = 全ての人 → みんな
kama sona = 知るようになる → 学ぶ
kama は来るとか着くなんだけど ~になる という意味にもなる
sona = 知識、知る 目的語があって他動詞なことがわかるから「~を知る」の形で解釈
心がけ
大事だけど時間無いからここもあとで各自読んで
1つの単語が色んな品詞になれるので頭を柔らかくして柔軟に解釈しよう
そもそも品詞とか細かいこと気にするなと言いたいところだが前置詞にだけは注意しよう
目的語がついて他動詞化すると意味の向きが変わったりするのが日本語話者には混乱を来すかも
pona は「良い」だけど目的語があると「良くする」――つまり「修理・改善」の意味になる
日本語は「始まる」と「始める」を区別するけど英語は両方 "start" で表現できて主語や目的語から判断する
伝わらないのは気にすんな
別の切り口で違う表現をしてみよう
その試行錯誤も異言語・異文化コミュニケーションの醍醐味
無理やり一文にしない
表現力はどうしても低いので一文に詰めようとすると単語が妙に長くなったりおかしくなったりする
指示代名詞 ni とかを使って必要に応じて分けて表現しよう
文体を簡略化して構造をシンプルにすることは言葉だけでなくあなたの頭を pona にするということでもある
en は and じゃない
今日扱ってないけどめっちゃ誤解されがちなので先に言っとく
これは今日紹介した li や e のようなマーカーの一種と思ってほしい
参考
公式情報の見れる大切なサイト
単語帳(日本語もあるよ!)
pu とか ku suli とかよく分からないことが書いてあるけどまずは pu から
pu 基本セット
ku suli pu で表現しにくい範囲を補える抑えておきたい準公認単語
ku lili 一応準公認だけど普及率はそこまでじゃない微妙な単語
other 使いたい人は使ってる単語 知らなくていいけど興味があったら見てみてもいいかも
左上に語源が出てるので覚える時の参考になるかもしれない
あと語源の下に出てる変な絵文字は sitelen pona と言って覚えておくと書く時アルファベットより画数少なくて便利
右に出てくるもっと変な絵文字は sitelen sitelen と言って可愛いので勉強すると可愛い紋章とか作れる
kembo.icon が作った単語と sitelen pona と意味を象徴する(と私が思った)漢字をセットにした一覧表
書く時にカンニングペーパーとして重用してる
表示改善したり単語増やしたりちゃんとした説明文付けたりアップデートをしていく予定
英語だけど toki pona の詳しいサイト
登場単語一覧
table:単語一覧
toki 言語、言葉、話す
pona 良い、友好的な、優しい、分かりやすい
kama 来る、未来の、~になる、~を遂げる
tawa ~に行く、~に対して、~にとって、動く
mi 私
sina あなた
jan 人
ma 土地、屋外、国、地域、土
ale 全部、全体、宇宙
sona 知ってる、分かる、情報
li (主語と述語の間に置く)
e (目的語の前に置く)
o (呼びかけ、li の代わりに使って命令文や意志文を作る)