ブラックホールの撮影
https://gyazo.com/164e3c1aa16882c998b481b9463a0585
概要
正確にはブラックホールそのものは原理上見えない
だがしかしブラックホールを取り巻く事象の地平面はギリギリ見える
けど当然名前の通り黒いので背景に溶け込んで見えない
でも巻き込まれた星のガスは光って見える
昔はそのような巻き込まれるガスから出る光の一部を間接的に捉えていた?
今回ドーナツ状に光っているもの周辺のガス
撮影されたブラックホールはおとめ座銀河団の楕円銀河M87の中心にある
めっちゃ遠いけど質量もめっちゃあってその分事象の地平面の半径も大きくて比較的見やすいブラックホールだった
見えているもの:重力で歪んだガスの光
ブラックホールの周囲に集まったガスがめちゃめちゃ回転して摩擦とかで光だす
その光がこんな感じに歪んでリング状に見える
https://gyazo.com/3d5c7a8c4d9c0212c159a30330644fa0
撮影で分かったこと:人類のブラックホールに対する理解は割と正しいっぽい
https://gyazo.com/d8d1a1754d2f5f4c80e05e13021e3d5b
今回の観測結果はシミュレーションから得られた疑似観測結果にめっちゃ近い
つまりこのシミュレーションを作り上げた計算式は割と正確っぽいぞ
どうやって観測したか:地球上の複数の望遠鏡を同期させて擬似的に地球サイズの望遠鏡にした
https://gyazo.com/45dec5b55f6c1cc9b5f753b66b6df140
世界中に散らばる望遠鏡を同期させ、VLBIという方法で仮想的に巨大な望遠鏡にして観測する
月面に置いたゴルフボールが見えるくらいの解像度らしい
VLBIの仕組み
https://gyazo.com/785545eb90407b9543bdc56f4fc0b002
今回はここに書かれてる手法の逆利用だと思っていいのかな
離れた距離の望遠鏡では観測対象との距離も微妙に異なるので光の速さ分時間に若干のズレが出る
このズレから望遠鏡同士の距離が出る
今回は望遠鏡同士の距離は既知として、各所で特定の一方向から来る電磁波を観測して観測データを集約
計算上推定されるずれから「ある一箇所」から届いた電磁波だけをあぶり出す事ができる?
もちろんこの「ずれ」には大気の状態とかも含まれるぞ
地球サイズのレンズがあったと仮定する
世界中に散らばった望遠鏡はレンズの一部
もし背後にスクリーンがあったらそこに結像するであろう光線を計算で求めている
kembo.icon この理解であってるのかな……?
望遠鏡増やせば精度上がるけど基礎の解像度はもう地球サイズやっちゃってるからこれ以上は地上の望遠鏡では無理
だから宇宙に出て人工衛星の望遠鏡とも連携させようという話があるらしいぞ
本プロジェクトでこれを実行するには超巨大なデータの運搬と解析が必要で多分めちゃくちゃ大変だったっぽい
つまるところ此度の成果は人類の技術の集大成である