エリザベス女王の面白さ
エリザベス女王は誕生しなかったかも!?
王様であり父親のヘンリー8世は妻をコロコロ変えてコロコロ処刑している
元妻との子供は王女から一転して、庶子となり王位継承を失う
待遇の差が大きすぎてメアリーが病む
最後の妻キャサリン・パーが可哀想に思い王位継承権を復活させるように説得する
自分の産んだ子供ではない
子供たちが一緒になる機会を作ったり、父親に愛されていることを示すために、父親に手紙を書かせたりしている
なんやかんやあってエリザベスが女王になりイングランドをブチ上げる
俺的ポイント
キャサリン・パーがいなかったらエリザベス女王は誕生せず、イングランドは今とは全然違ったかも。
歴史ってそんなんばっかりで面白い
皮肉なことに、あんなに父親は男を君主にしたがってたのにね。
父親であるヘンリー8世のコロコロ変わる結婚
俺的ポイント
男子がすごく欲しい人。あと侍女が好きすぎる。
アン・ブーリンと結婚するために、プロテスタントの教会まで建てたのに、処刑しちゃう
長く書いた割にそんな面白くない
当時の結婚観
カトリック教による結婚。簡単に離婚できない
最初に男を造り、その男を見て、「人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう」(聖書 2・18)と言われ、女を造られました。そして、「男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである」(聖書 2・24)
イエス・キリストはマタイの福音書19章で結婚について話され、「(結婚した男女は)もはやふたりではなく、ひとりなのです。こういうわけで、人は、神が結び合わせたものを引き離してはなりません」(6節)
離婚をするということは教義に反すること。
カトリック教会に楯突く事になる
教皇が王を任命していたり、教会の権力は強かった。
時代が違うので参考にするには微妙だが「カノッサの屈辱(1077年)」を知ると恐ろしさが分かる
フランスでは今でもこれが理由で事実婚が多いとか
最初の王妃はキャサリン・オブ・アラゴン
男子が産まれないまま、王妃が40代になり離婚を判断
ヘンリー8世は薔薇戦争の後の危うい平和のもとで女性君主にテューダー朝をまとめることは無理だと考え、男子の世継ぎを渇望した。
制度上では女王になることもできたが、男性の方が色々と都合が良かった。
現代でも男女問題があるのに当時なら尚更。
1533/9/7 - 1603/3/24
教会に婚姻を無効を訴えるも認められず、当時の宗教改革の波に乗って、イングランド国教会を立てて、ローマ・カトリック教皇の権力圏から脱することで離婚する
宗教改革を知ってると趣がある話
宗教改革はルター1人の影響だけでなく、それを利用した周りの影響など、時代の流れも大きかった
子供のメアリー1世は王女から庶子になり、ショックがデカかったそう
2番目の王妃はアン・ブーリン
元はキャサリン・オブ・アラゴンの侍女だった。
アン・ブーリンが産んだのが、後のエリザベス女王
男子の誕生を求めるヘンリーの期待に応えることが出来ず、その強い性格と優れた知性で政治に介入し、多くの敵を作った。
5人の男が王妃との姦通罪で逮捕され、アンもまた姦通罪、近親相姦罪、魔術を用いた罪で逮捕され、処刑された。
その裁判の正当性は当時でも疑問とされ、冤罪であると信じられている。
3番目の王妃はジェーン・シーモア
元はアン・ブーリンの侍女だった。ヘンリー侍女好きすぎる。
ジェーンは待望であった男子のエドワード王子を生んだが、ジェーンは産褥死した。
4番目の王妃はアン・オブ・クレーヴズ
肖像画を見てヘンリーはアンと結婚した
パネマジだったらしく、ベッドインすることもなく、離婚。
前の王妃が処刑されたり追放されたりしているので、アンも大人しく離婚を受理
代わりに「王の妹」という地位を得て、2軒の家と十分な年金を約束されて、平和裏に王のもとを去った
5番目の王妃はキャサリン・ハワード
アン・ブーリンの従妹かつ侍女。ヘンリー侍女好きすぎる。
ヘンリーは若い王妃に夢中になるも、浮気されて処刑する。
最後の王妃はキャサリン・パー
メアリー王女およびエリザベス王女を庶子の身分から王女の身分に戻し、エドワード王子の下位ながら王位継承権を復活させた
メアリーやエリザベスを自分の子供かのように可愛がる
子供たちが一緒になる機会を作ったり、父親に愛されていることを示すために、父親に手紙を書かせたりしている