LaserBendにおける設計支援ソフトウェアの開発
https://scrapbox.io/files/677f7f7e225c7effe86cc1b1.mp4
https://gyazo.com/0293a3b2a92fbaf823d76fadaeaea0fe
概要
レーザーカッターは主に平面加工に特化しているため、3D作品の制作には加工したパーツの組み立てが必要になる。この組み立て作業は手作業で行われるため、作業の速度や精度、安定性など個人の技術に依存し、製作者によって作品の品質に差が生じる。そこで我々は、熱収縮性プラスチックの局所加熱によって3D曲面を形成する新しい曲げ加工手法「Laser Bend」を提案した。この手法により、従来では形成が難しかった立体的な曲面を組み立て作業なしで実現し、制作技術に依存せずに一貫した品質の3D作品を制作できる。しかし、従来のレーザーカッター用ソフトウェアは平面加工に限定され、設計段階で立体的な完成形を確認できず、設計が困難だった。そこで本研究では、Laser Bendによる曲げ加工を支援する3D設計ソフトウェアを開発する。本ソフトウェアは、設計段階での立体プレビュー機能により、製作者が完成形を視覚的に確認しながら設計できる。
森本 浩輔, 渡邊 恵太. バーチャルハンドのスケール変化を用いたハンドリダイレクション手法の提案. WISS2024予稿集