運動イメージベースのBCIを用いたVR環境における四本腕制御システム
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概要
本研究は、運動イメージベースのブレインコンピュータインタフェース(MI-BCI)を用いた余剰肢(SLs)の制御手法を提案する。SLsは人間の運動機能を拡張し、作業効率を向上させることができる。ユーザーは、SLsを自然に制御することで、それを身体の一部であるかのように知覚する。SLsの自然な制御には、SLsへの身体化感覚(SoE)が重要であり、MI-BCIによる制御は、SLs制御において高いSoEを提示する可能性がある。本手法は、脳波データを計測し、解析することで、ユーザーのイメージによる四本腕の制御を可能にする。これにより、ユーザーに自然なSLsの制御を提供する可能性がある。本稿では、VR環境内で指定された腕を制御するタスクを行い、本手法による制御の可能性とSLsへのSoEを評価した。実験結果は、本手法による制御がユーザーに高いSoEを提示し、自然な制御を提供したことを示す。
笠原 雅仁, 平野 怜旺, 渡邊 恵太. 運動イメージベースのBCIを用いたVR環境における四本腕制御システム. WISS2024予稿集