渡邊研ブックライブラリ
たまに更新する学生たちが読んだ本、おすすめの本
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春学期ゼミの読書課題にて紹介されていた。「アイデア」を出すことに難しさを感じていたため、何か参考になればと思い読んだ。筆者が感じた日常の違和感を示した写真と、それに関する気づきが書かれている。自身の意識次第で物の見方が変わっていくという感覚を実際の事例を通して感じることができる。読了後には発見とそれに関係した「人の行為」についてより目が向くようになるので、アイデアのきっかけを増やすことができる
レビュー者:B3 村上雄哉
高校時代の友人が所有しており、おすすめされ読んだ。日常生活でよく目にする光景を切り取り、一見見逃してしまいそうな営みを推察したり、そこに新たな解釈を産み出すといった内容になっている。一つの物事に対して、どういう視点から見ることができるのか、そこにどういった解釈を生み出せるのかといった、物事を多角的に見て捉えるという意識や力を身につける足がかりとなった。研究のアイデア出しや進め方に困っている人にお勧めしたい1冊。
レビュー者:B4 高橋 駆(2020/12/7)
https://gyazo.com/ac63e65c29cba253cfb153e65e79e92c
著: ラファエル A. カルヴォ & ドリアン・ピーターズ 2017
知覚心理学の授業で教えてくださった渡邊淳司先生監修。ウェルビーイングと情報技術の関係に興味があったため読んだ。人はどういうときに心理的に良好な状態になるのか、それを"支援"するためテクノロジーはどのように設計されるべきなのか(ポジティブ・コンピューティング)について説かれている。ポジティブ・コンピューティングの研究と評価に適した手法がフレームワークになって紹介されているため、HCI分野に携わる人にとって非常にありがたいリファレンスになる。最後の監訳者対談は、この本のトピックに対する監修者2人の考えが知れてとても面白いので必読。
レビュー者: B3 髙山伶
https://gyazo.com/c544303e21bdc86b4a9aa369463e989a
知覚心理学の課題図書を探しているときに見つけた。Webデザインに興味があったため、参考になるだろうと思い読んだ。構造や配色、法則などの視覚的なところから始まり、人間の記憶力や注意力、意思決定などの習性まで網羅されている。人間の特徴を細かく捉えており、どうすればユーザにとって見やすく、使いやすくなるかということを解説している。それぞれのポイントに実際に使われているor使われていたWebサイトのUIを提示しながら具体的に説明されていたので、とても分かりやすかった。
レビュー者:B4 川島 拓也 (2020/12/07)
https://gyazo.com/a4655694df28229f28253029b4411ce8
エレン・ラプトン (著), 須永剛司 (その他), ヤナガワ智予 (翻訳) 2018
デザイナーの中で評価高めなので読んでみた。デザイン設計に物語を作るときの技法を応用することで、UXを高めることを狙った本。内容のまとめ方に本の中で紹介されている技法が詰め込まれており、読むときのワクワク感が強い。ビジュアルの完成度が高いので、就活ポートフォリオの参考にもなった。本というより絵本。内容はデザインの基本であるゲシュタルトの法則から、ヒーローズジャーニー、感情スペクトルまで多岐にわたる。抽象的な概念が多いので、デザインを学ぶより考え方を学びたい人向け。
レビュー者:B4 土居 侑希子 (2020/12/07)
https://gyazo.com/a27bd2578f854650a813ae2f68791250
著:宇津木希, 古澤暁子, 水野恵理子, 石川翔太 2020.
UXデザインという用語は知っており制作活動の中で意識はしてきたが、良いUXとは何か、どのようなプロセスで進めていくのかを詳しく知らなかったため、読んでみた。著者がNTTデータでプロジェクトに関わった経験を元に、実際のプロジェクトでシステムを提供する側になった際、気をつけるべきポイントや考え方を学ぶことができる。学生のうちからユーザー目線の考え方を身につける練習をする手助けにもなる書籍。基礎と実践の2章立てとなっており、初歩から学ぶも良し、実際の事例や活用方法などを参考に経験を補うも良し。これからUXデザインに取り組んでみたい人や、曖昧な理解で不安な人にオススメ。デザイン思考や人間中心設計に関する書籍も同時に読んでみるとより取り組みやすくなると思う。
レビュー者:B3 髙山英里(2020/12/07)
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著:渡邊恵太 2015.
本配属が渡邊研究室に決まり、配属先の先生の本は流石に読んだ方がいいだろうと思い読んだ。仮配属も渡邊研究室で1年間過ごしたが、H C Iやインタラクションデザインについて先輩方が話されていることにあまりついていけないことがあったが、この本を読んで、H C Iやインタラクションデザインについて知識が身につき、やっとスタートラインに立ったような気がした。渡邊研の教科書みたいな感覚でまずは読んだ方が良いと思った。
レビュー者:B3 伊奈佑馬(2020/12/7)
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著:佐宗邦威 2015
インタラクションデザインの授業でお勧めされていて、渡邉研に入ったばかりでデザインについて何も知らなかったので読んでみた。ビジネスマンが海外で学んだ「デザイン」がどんなものかを文系や初学者にわかりやすいように説明している。また、単にデザインの説明をしているだけでなく、ビジネスに関する話と絡めながら、デザインがどのように経済に影響を与えることができるのかといったこともわかる。まだデザインについて何も知らない人や、ビジネスに関する話にも興味を持つデザイナーにお勧めしたい。
レビュー者:B3 岡本修飛 (2020/12/07)
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著:Robin Williams 訳:米谷テツヤ
非デザイナーが綺麗なデザインを作るための方法を纏めている。近接、整列、コントラスト、反復といったデザインの4原則から始まり、実際の広告やカバーレイアウトなどでどのように使われているのか、実例を交えて説明がある。読者向けにデザインをさせる課題や、それに対する模範例が記されており、インプットとアウトプットの両方を学ぶことができる。デザイナーでなくても、スライドレイアウトやポスターレイアウトを綺麗に見せる原則を身に着けることができる本。
レビュー者:B4 下谷航希(2020/12/07)
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トム・タリス (著), ビル・アルバート (著), 篠原稔和 (翻訳) 2014
実験を計画する際に参考に読みました。様々なUXの測定の方法とその報告の仕方が図を使って丁寧に説明してあり、分かりやすかったです。数値で測定することのできない物を評価する時に行う定性評価としてアンケート調査が一般的ですが、瞳孔の変化や表情などの生理行動を観察、測定してユーザビリティを測定する発想はなかったので参考になりました。基本的にどんな種類のUXも本書籍の手法を使えば測定する事が可能で、特に測定方法が明確に定まっていない場合に役に立つと思います。UXを測定することでユーザビリティ向上のきっかけになるのでモノづくりに携わるすべての人におすすめです。
レビュー者:B4 丹羽将康 (2020/12/7)
https://gyazo.com/41db4c80b5505ab783068f04ff1533cd
「皮膚」と「心」の意外な関係。なぜ、くすぐる仕草をされるだけでもくすぐったいのか、ツボ押しは痛いのに、なぜ気持ちよいのか、痛みは我慢できるのに、なぜ痒みは掻かずにいられないのか、見ず知らずの人に触れられるとぞっとするのに、恋人に触れられると、なぜうっとりするのか。これらの理由に身体心理学で迫る。皮膚感覚と関連がある研究をする人におすすめ。 レビュー者: B3 長井彩乃
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著:亀井 卓也 2019
現状の最新技術でどこまでのことができるのか。今後の展望としてとういう技術が伸びていきそうなのかを把握するために読んだ。5Gが一般的に普及した時どのようなことができるようになったいるのか、日本ではどうなるのかなどが書かれていて参考になった。ウェアラアブルデバイスなどの今後の活用方法などがあり今の研究の参考になった。 レビュー者:B4 松本康甫(2020.12.7)
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著者は恋愛心理学の研究室の教授。恋愛に関する心理現象についてまとまっている。何がいいかと言うと、その研究結果に至るまでの経緯(実験条件の選び方や、本実験までの試行錯誤)が載っている。人間の心理だけでなく、実験の作り方が学べる良書。
レビュー者:M1 相澤裕貴(2020.12.7)