地方格差の是正について考える〜クラウドソーシングの視点から〜
私が取り組んでいきたい社会課題の一つに「地方格差問題」がある。私が今クラウドソーシング事業の会社に勤めていることもあり、クラウドソーシングの活性化によりこの問題を解決へ向かわせたい。
クラウドソーシングが活性化するとどうなるか
まずクラウドソーシングが活性化している状態を考える。Wikipediaではクラウドソーシングはそもそも以下のように定義されている。
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クラウドソーシング(英語: crowdsourcing)とは、不特定多数の人の寄与を募り、必要とするサービス、アイデア、またはコンテンツを取得するプロセスである。このプロセスは多くの場合細分化された面倒な作業の遂行や、スタートアップ企業・チャリティの資金調達のために使われる。群衆(crowd)と業務委託(sourcing)を組み合わせた造語で、特定の人々に作業を委託するアウトソーシングと対比される。
クラウドソーシングは狭義では、不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態を指す。広義では、必ずしも雇用関係を必要とせず、不特定多数の人間により共同で進められるプロジェクト全般を指す場合もあり、その場合オープンストリートマップ(OSM)やreCAPTCHAなどが代表例として挙げられる。
クラウドソーシングが活性化すると副次効果の一つに人々の働き方の多様化が起こる。地方格差問題の一つに東京一極集中が上げられるが、その問題が緩和されていくだろう。たとえば仕事のために東京に行かなくても済む人が増える。それにより優秀な人が必ずしも東京にいない状態になってくるので、企業側も東京に拠点を構える必要性が減る。
またクラウドソーシングが活性化すると企業側もクラウドソーシングを学習するようになり、クラウドソーシングの活用が増える。すると少しずつ業務が切り離されていき本当に必要な業務だけが企業内に残る。東京に拠点を構えつつも徐々に東京拠点の規模が減り地方に分散するようになり、一極集中が改善されるだろう。