Oracle
「あるコンピュータで計算できる問題の集まり」に対して、そのコンピュータでは計算不可能な(又は計算が非常に困難な)計算の結果を返答してくれる機械を接続することで、システム全体では、単体のコンピュータよりも広範な問題を計算できたり、高速に計算を完了させたりすることができる。kabosu.icon
この場合の接続された機械がくれる返答がオラクルといわれていて、神託・預言と訳される。kabosu.icon
ふつうは、同等のレベルのコンピュータを多数接続して並列処理するような局面では使われなくて、コンピュータでは原理的に計算できない問題や著しく計算に処理がかかる問題を、謎の機械がよしなに計算してくれるという局面を想定して使う言葉。(人知を超えたお告げ(=オラクル)が出てくる謎の箱に従って、ショートカットするようなイメージ)kabosu.icon
実在するオラクルとしてはどんなものがあるんです?おれは「この問題なら○○君だな」みたいに、関数としての人間をオラクルだと想定したりするんですが、情報セキュリティ界隈ではどういう感じなんでしょうhiragi.icon
え待ってこれめちゃオモシロ記事だ。hiragi.icon
「オラクル」は統治技術であるとする言説を理解したくて、さいきんずっと気になってたんですけど、その助けになるかもしれないす。マジでありがとうございます。 民意をくみ取る「装置」ができて、その民意の利害調整演算をさせた結果が吐き出されるとそれはoracleであり、統治技術の一種ではないか?と思う。