ESG投資について
mkt-y.iconもはや自分のやと思ってる
このページ、なぜかmkt-y.iconが黙々と情報を更新し続けるから、ESG関連の情報を概観したいときに役立つ面白ページになってるのマジで草hiragi.icon
hr.icon
ESGとは
環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)
俺は特にGovernanceに興味があるかもに興味があるかもhiragi.icon
統治技術の一つとしてのGovernancehiragi.icon
環境・社会・企業統治に関する「非生産的な」評価
かつ、十分な投資リターンを追求する
ESG投資に対する批判はどのようなものがあるのか?hiragi.icon
その限界とは?hiragi.icon
ESGに限界がある、というよりは、新しい概念を入れてより包括的に考慮して評価しよう、って感じだと思うmkt-y.icon
ちなみに、この分野においては松本拓史先生とか富田 基史さんに教えてもらったので、気になったら連絡してみるとよい。hiragi.icon thx!mkt-y.icon
Governanceについて
積極的な情報開示
株主権利の確保
汚職防止
取引の透明性
1920, 倫理的価値観に基づく投資
ネガティブ・スクリーニング(投資信託)の登場
1960, 社会問題を意識した投資
1990~2000年代
環境問題に配慮した投資
1999に国内初のエコファンド登場
国連がPrinciples for Responsible Investmentの提唱→ESGの反映を強調
つまり、投資の意思決定にESGの観点を組み入れようという声明
SRIとSDGs
ESG投資は、SDGs目標を達成するための「手段」として登場
CSR
日本におけるESG投資の始まり
企業はESG投資への資金流入に伴って、事業機会が増加(?)
事業機会が増加というか、事業対象が移動したって感じでは?hiragi.icon
第三アクターとしての国連
PRIの提唱(2006)
SDGsの採択(2015)
ESG投資において重視される情報
mkt-y.iconせっかくあたしの研究領域だから情報足してみるね!
nice!!hiragi.icon
SIA触ってるのに周辺領域の整理精緻にしてなかったし、ESGの情報分かりやすくて助かるmkt-y.icon
メモ残しといてよかった!
ESG投資とインパクト投資の違い
ここ今まとめ中
👍
ESG投資
長期的なリスクの削減(負の外部性削減)と長期的企業価値の最大化を目指す
インパクト投資
特定の社会課題解決を目的とするという明確な意図をもち、その課題解決度をインパクト評価で可視化する
インパクト投資
①企業が自ら生み出す外部不経済を削減し環境・社会課題のプロアクティヴな解決を目指す
②長期的な企業価値の向上だけでなく、影響(インパクト)を計測・可視化する
③インパクト創出管理を通じてインパクトを最大化する
社会的インパクト
政策行動やプロジェクト開発から生じる環境的な変化(Vanclay,et.al. 2012)
短期的、長期的な変化を含め、当該事業や活動の結果として生じた社会的・環境的なアウトカム (内閣府社会的インパクト評価検討ワーキング・グループ「社会的インパクト評価の推進に向けて」、2016)
mkt-y.iconの解釈としては、短期中期長期のアウトカムを総合したものが社会的インパクト
アウトカムは複数、社会的インパクトは1つmkt-y.icon
ただし社会的インパクトはとても抽象的な概念(例えば、みんなが幸せになれる社会、環境が守られる社会、みたいな感じ)mkt-y.icon
その抽象的な社会的インパクトをもっと細かく分解したときの一つ一つがアウトカムmkt-y.icon
社会的インパクト評価
社会的インパクトを事前に評価または推定する(Vanclay,et.al. 2012)
社会的インパクトを定性的・定量的に把握し、当該事業や活動について価値判断を加えること(内閣府社会的インパクト評価検討ワーキング・グループ「社会的インパクト評価の推進に向けて」、2016)
ここでいう「評価」は価値判断を加えるというより「明らかにする」のほうが近いmkt-y.icon
良い悪いを判断するためのツールではなく、あくまでも現状の可視化mkt-y.icon
そのうえで当該事業などに対しどのような判断を下すのかはまた別の話mkt-y.icon
社会的インパクト投資
社会的投資(社会的リターンおよび市場平均を下回る経済的リターンを期待する)とインパクト投資(社会的リターンと同時に市場平均並みの経済的リターンを期待する)の2つ(OECD 2019)
https://scrapbox.io/files/657e734ae0f1650024d25204.png
これのが分かりやすいから差し替えたmkt-y.icon
ありがてぇhiragi.icon
大和総研のこの表が分かりやすい(ただし学術的な定義ではなく商業側からの定義であることの注意)mkt-y.icon
現在はこの表だけでは不十分との意見もあり、「社会的インパクト投資」の定義について再考されている(2019現在)
ESG投資は「サステナブル・責任投資」に該当するやつ
用語の使い方として、学術との対立概念で「社会」を使うよりも「ビジネスサイド」とかの用語のほうがいいと思う。hiragi.icon
確かに 修正するmkt-y.icon
GIINが追加する定義と特徴
https://scrapbox.io/files/6579637cccc86b0023061698.png
社会的インパクト史
1969 米国国家環境政策法(NEPA)により公共事業に対し正式に適用される
評価指標として初めて正式採用したのはアメリカだけど、その前から欧米地域でちょこちょこ使われていたmkt-y.icon
1973 北極海―バルデス間 アラスカパイプライン建設事業に対し社会的インパクト評価を適用
これは公的に社会的インパクト評価が用いられた(おそらく)最初の例mkt-y.icon
ここで事前評価的に検証されたのは「アラスカパイプライン建設によるイヌイットの生活様式変化」
この当時の社会的インパクト評価は環境変化による人間集団への社会的影響を指している
1982 社会的インパクト評価に関する初の国際会議(in トロント)
1985 Social Impact Assessment(SIA)ではなく、Environmental Impact Assessment が推奨されるようになる
このムーブメントはEUで強く打ち出された
のちにSIAの限界が問題視され、EUとSIAは対立する けどここでは割愛mkt-y.icon
1986 世界銀行の評価手続きにSIA、EIAの両方を用いることになる
1980年代は環境への興味関心が世界的に高まった時代。環境への影響を投資の決定打にしたり、さらにCSRへの関心も強かった
ESG投資とか、CSRとかでは補えない点の補填・拡充としての社会的インパクト評価の登場、って感じだと思うmkt-y.icon
2006 責任投資原則(PRI)の発足
2007 ロックフェラー財団により、初めて「インパクト投資」という呼称とコンセプトの提唱がなされる 2015 国連サミットによるSDGsの採択
イノベーションとの関連や社会課題の解決を狙った資金提供方法の一つとされる
社会的インパクトにいまだ学術的な定義なし
実務から生まれた概念であること
定義できるものなのか?mkt-y.icon
社会的インパクトを用いた経営判断、経営理念の決定事例は増えつつあるが、一方で正しい使い方をしているのかは疑問
mkt-y.icon が思う先行研究に基づいた使い方
比較調査になっていること
インプット アクティビティ アウトプット アウトカム が明瞭であること
定性データと定量データを用いていること
使用目的が明確であること、また実際に使用されていること
社会的インパクト
hr.icon