環境構築
分かる人向けの環境構築内容
任意の64bitのLinux環境でgccとmakeインストールしといてください
macはこの勉強会の範囲の内容で一応動作確認はしたので動かないことはないですが、この後プログラムの拡張を続けていった場合結構非互換性で困るっぽいです。
概要
Mac OSおよびLinux, その他Unix系OSを利用している方はとくに必要ありません。gccのパスが通っていることだけ確認してください。
ただし動作確認はArch LinuxとMac OSで行っているためその他OSでは何らかの理由で動作しない場合があるかもしれません。
Windowsを利用している方はWindows Subsystem for Linuxを導入してもらう必要があります。もちろんUbuntuなどのLinuxディストリビューションを実機にインストールしてもらっても構いませんが、導入コストを考え、この勉強会ではWSLの導入を行うものとします。
WSLの導入
WSLにはバージョン1とバージョン2が存在します。この勉強会ではどちらを選択しても構いません。
WSL1はLinuxのシステムコールをWindowsのAPIに変換してバイナリを実行しますがWSL2は仮想マシン上でバイナリを実行するという違いがあり、WSL1の方が軽量でインストールも簡単です。しかしWSL2は仮想マシンでLinuxを動かす特徴上DockerなどWSL1では対応が難しかったサービスも利用することができます。
導入方法の面で比較すると、WSL2はいったんWSL1を導入し、それをバージョン2に変換するという行程で構築するため、WSL1の方が簡単です。お好きな方をインストールしてください。
WSL2のインストール方法は以下を参照してください。
WSL1のインストール
設定>アプリと機能>プログラムと機能を選択し、コントロールパネルが開いたらWindows Subsystem for Linux(Linux用Windowsサブシステムと表記されている場合もある)を有効化します。
https://gyazo.com/389c33efbeb94e99a8cfed82faacb439
https://gyazo.com/123dd29abb373fb9a119d1adddfafe89
Microsoft StoreでUbuntuを検索し、インストールしてください。
https://gyazo.com/b740734f194115a8643f89fe133c7022
インストールが完了して起動すると黒いコンソールが表示されてしばらくお待ちくださいと出てきます。
(結構かかるので途中でやめないように注意、アカウントの設定に失敗すると非常に面倒くさい)
https://gyazo.com/1a5358b86445e70e2dc3018916fa2a41
しばらくするとアカウントの設定をしろといわれます。
これはLinux(今回の場合はUbuntu)を使う上でのユーザアカウントで、パスワードは管理者権限が必要な処理を行うときに入力することになるので忘れないようなものにしましょう。
(ちなみにターミナル上でパスワードの入力を求められる多くの場合は、コンピュータに大きな変更を加えることができる権限を与えることになります)
アカウント名を入力してEnterを押すとパスワードの入力になります。パスワードの設定の際は文字を入力しても画面には出力されないが実際には入力されているので注意(下のスクショでもちゃんと入力しています)。
https://gyazo.com/6d9c8708ed8fb48927efe5e93743bf7f
アカウントの設定が終わると以下のようなプロンプトが出てきます。
https://gyazo.com/c3eeb0fe19377a368249e06b10fdac69
最後に、
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install gcc make
の3つのコマンドを実行して環境構築終了です。お疲れ様でした。
なお、コーディング用のCLIエディタVimに関しては特にサポートしないので、お好みのCLIエディタをインストールするか、Windows側のvscodeからWSL1にアクセスできるように拡張機能を追加するなどしてください。