説明力を構成する要素
文脈(context)を作る。
説明の中で使う単語の意味が文脈によってブレる場合、事前に、または並行して文脈や背景を説明しておく。
ある単語「X」があったとして、「X」という名前のRDBのテーブルと、それとは別にソースコードの中で「X」という変数が使われているという場合がある。どちらの「X」について話すのか伝わるように、あえて「Xテーブルについて、...」という前置きから始める。
例として、同一の単語が複数の文脈に含まれる場合を挙げたが、必ずしもそのような場合でなくとも、文脈は分かりやすくするのが良い。
聞き手の知識レベルに合わせて話をする。
聞き手が知らないかもしれない知識を無駄に用いない。
許されるのは次の場合
専門性のある話など、そもそも知識が必要な話。
前提となる知識について話し始めると長くなり、話の腰を折りそうな場合。
抽象化できない、具体性にこそ価値があるような話をする場合。 必要な情報がまとまっている。
相手に真に理解してほしいのであれば前提、理由、背景、結果くらいは必要。
理解してほしい度、説明にかかる自分の労力で供給する情報量を調整する。
無意識的にできるとなお良い。