技術者育成の方法論
元ネタ
元ネタに関しての感想
火元の主張には同意する部分もあれば同意しない部分もある。パワハラだとは思わない。
火元を叩いている人がクズだのカスだのパワハラ気質だののレッテル貼りでまともに反論できていない人が多すぎて絶対にそっちの仲間になりたくないなと思った(小並感)
実際、どっちがハラスメント気質なんだ...(呆れ)と感じるひどい内容が多かった。
利益追求に繋がるかどうかが重要
これに完全同意。ハラスメントに該当しない限りは、利益追求の役に立つような教育ならするべきだし、役に立たない教育や教育すること自体が損失を生んでしまうならやめたほうがいい。ただし、その判断には短期的な考慮ではなく長期的な考慮が求められる。
ハラスメントの定義
"ハラスメントにならない限りは"と書いたが、厚生労働省のサイトによると以下の定義になっている。
職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
①「優越的な関係を背景とした」言動とは
業務を遂行するに当たって、当該言動を受ける労働者が行為者とされる者(以下「行為者」という。)に対して抵抗や拒絶することができない蓋然性が高い関係を背景として行われるものを指します。
● 例
・職務上の地位が上位の者による言動
・同僚又は部下による言動で、当該言動を行う者が業務上必要な知識や豊富な経験を有しており、当該者の協力を得なければ業務の円滑な遂行を行うことが困難であるもの
・同僚又は部下からの集団による行為で、これに抵抗又は拒絶することが困難であるもの
②「業務上必要かつ相当な範囲を超えた」言動とは
社会通念に照らし、当該言動が明らかに当該事業主の業務上必要性がない、又はその態様が相当でないものを指します。
● 例
・業務上明らかに必要性のない言動
・業務の目的を大きく逸脱した言動
・業務を遂行するための手段として不適当な言動
・当該行為の回数、行為者の数等、その態様や手段が社会通念に照らして許容される範囲を超える言動
③「就業環境が害される」とは
当該言動により、労働者が身体的又は精神的に苦痛を与えられ、就業環境が不快なものとなったために能力の発揮に重大な悪影響が生じる等の当該労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じることを指します。
この判断に当たっては、「平均的な労働者の感じ方」、すなわち、「同様の状況で当該言動を受けた場合に、社会一般の労働者が、就業する上で看過できない程度の支障が生じたと感じるような言動であるかどうか」を基準とすることが適当です。
火元の投稿を見ると、「優越的な関係を背景とした言動」にしか当てはまっていないように思われる。反対勢力(というかこれは世間一般にも当てはまると思うが)がパワハラというものをいかに適当に捉えていて、自分の不快なものはハラスメントだと主張しているかがわかる。
ジュニア != 全くの未経験
作業者になるなら手取り足取りでいい
IT業界は各人が独立した思考と責任で判断してある程度の決定を行っていないと会社が回らなかったり市場の競争力に負けてしまうことが他の業界と比べて頻繁にある。そのため、他の業界よりも己の力でなんとかするべき志向が強いのかもしれない。IT業界でも、作業者という立場になってもよければ手順を正しく確実にこなせるように手取り足取り教えるのは理にかなっているだろう。ただし、抽象化して要求し、具体化して応えるに書いたように、作業者というのは技術的な専門職特有の価値を出せていないため、会社や契約内容がないがしろに扱われることが予想されるので、あまりオススメしない。
人手不足というカードはAIの前では無に帰す可能性がある
これも同意。反対意見の中には「人手不足なのにそんな無責任な教育でいいと思ってるのか、正解がわかっているなら正解を教えろ」というものがあったが、もし教育を受ける側の視点での発言であれば、人手不足カードで教育を受ける側に都合の良い論理を展開する優位性はAIの前では無に帰す可能性があることにもう少し危機感を持ったほうが良いと思う。AIと人間が価値の競争をする過酷な時代にすでに入っているのだから、「役に立たない人を切って(見限って)AIを使う」という選択肢が、これまで教育をする立場であった会社の上層部側に生まれるのは当然のことである。(それがいい流れだとは思っていないが。)
資本に余裕がないから充実した教育投資をしてリターンを待つことができない企業もきっと多い
結局貧乏が悪いんだ
https://pbs.twimg.com/media/Fk4_GSpaEAQBOQw.jpg
教育を受けたいなら巨大資本と将来性のある企業に入り込むのが一番良い。