夜明けのすべて
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夜明け前が一番暗いんだ。
人生は思ったよりしんどくて、沈むような日もある。
でも、そんな暗い中でもその先には光が待っている。
同じような夜は1つとしてないし、希望がなくなることもない。
私たちの営みとは無関係に時間は移ろいでゆく。だからこそ、気張りすぎず、肩の力を抜いて生きよう。
山添くんが楽しそうに、今の仕事の楽しさについて話している時の上司の表情がとても良かった。
三宅監督の話
――自分が観ていて胸が苦しくなったのは、2人が抱えている病気の直接的な描写ではなく、上白石さん演じる藤沢さんが、職場の同僚に気を遣っていつもお菓子や差し入れをたびたび買っていくじゃないですか。ああいう日常の風景って、あまり映画やドラマで見たことがなくて。
三宅「そうですね。登場人物がその場で苦しんだり悩んだりして、『これが正解なんじゃないか?』と思っていろんなアクションを起こしていて。そのアクションは端から見たら正解じゃないかもしれないけれど、とにかくアクションを起こしている。誰かに迷惑をかけちゃったり、トラブルを起こしてしまった時に、いろんな方法のうちどのアクションを選ぶのか、というのが彼女の個性で。同僚がパニック障害だとわかった時に『どうしよう?』って思って、そこで起こす最初のアクションだったり。映画全体は全然派手じゃないし、この作品をアクション映画として売ることは絶対にできないですけど(笑)、物語を前に進めているのは、一つ一つその都度決断して、そこで起こされるアクションなんです。もしそれが間違っていたら、また次のアクションを起こせばいいや、みたいな感じで」