UIから「白」が消える日|ritar|note
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UIはどんどん「無色透明」になっていくと考えます。これは「技術が生活に浸透することによってUIは存在感を減らし見えにくくなる」というような比喩的な意味ではなく、もっと文字通りの意味
アンビエントモードではコンテンツの色が漏れ出してUIに重なっているのですが、UIの白かった部分を脱色し透明にすることでさらに存在感を薄めたとも表現することができます。この記事でいう、脱色された後の「透明」というのは、周囲の環境や後ろにあるコンテンツに応じて色が変化するようなUIを指しています。
これまで自分は無意識に、UIを脱色したら白や黒になるはずと思っていたのですが、実は「白」でさえ塗られたものであり、透明こそが脱色の行き着く先だったのです。赤を白にするだけでは飽き足らず、白を透明にする時代に突入したことをはっきりと自覚させられました。
このデザイン変更は「ユーザーがそれぞれの個性に合わせてカスタマイズし、好きな色を適用できるようになった」という文脈で語られることが多いのですが、UIの脱色の結果と考えることはできないでしょうか。新しく自分好みの別の色を上から塗っているのではなく、壁紙の色の一部が透けて見えている状態。そうなるまで背景色の白を脱色したというイメージです。
なぜコンテンツが後ろにあるわけでもないのにわざわざ白を脱色する必要があるのか、と思う方もいるのではないでしょうか。
自分の考えるその疑問への答えは「白であることに理由がないから」というものです。
https://note.com/ritar/n/n0f6aad6c2560
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