黒塚
くろづか
所在地:福島県二本松市安達ケ原 ※住所地名は安達ケ原 黒塚の鬼婆伝説は諸説あるが、二本松の民話「安達ヶ原物語」の後半を要約して記す
熊野那智の僧は旅の途中、鬼婆の住む家に鬼婆とは知らずに宿を求めた。寒い夜で鬼婆は「ここをあけてはいけない」と言って薪を取りに出掛けた。しかし僧はそこを覗いてしまい、屍や人骨の山を見た。そして殺されるのを恐れて逃げ出した。鬼婆は僧を追いかけ、僧は逃げきれずに観音様に祈った。観音像が天空に現れて破魔矢で鬼婆を射ち退治した。(参照元🔗「安達ヶ原物語」|二本松市公式ウェブサイト 能の「黒塚」、長唄・歌舞伎舞踊の「安達ヶ原」、歌舞伎・浄瑠璃の「奥州安達原」は、この鬼婆伝説に基づく
鬼婆伝説にまつわる史跡、その他
福島県二本松市安達ヶ原にある「真弓山(まゆみざん)観世寺(かんぜじ)天台宗 寺院」には以下のものがある 出刃洗の池|鬼婆が出刃包丁を洗った血の池
鬼婆供養石
鬼婆の石像
宝物館では、鬼婆使用の出刃包丁等、岩屋から出土したとされるものを展示