スタートアップ組織では「経営におけるクソジーコ問題」を無視すべきという話
STORYS.JPにあった原典が無くなっているのでログから一部抜粋。
選手はチャンスでフリーキックを蹴る機会がないので、そこで重圧を跳ね除けて意思決定をして、そして失敗したり成功したりする経験を得ることができません。それだけでなく、クソジーコがどうせ全速力でベンチから走ってくるなら、フリーキックの練習なんて真面目にやるのが馬鹿らしい。そう考えてしまっても不思議ではありません。
さらに、監督本人も「いざとなれば自分が蹴りにいってやる!」と思っている間は、真剣に自分のビジョン、理想、そしてそれを何故やるのか、なんてことを伝えられないと思います。どんなことがあっても自分はピッチに立つことはできないんだと思い込まないと、全力で選手とコミュニケーションすることはできません。
これらの糞ジーコ問題と向き合うのは組織が0→1のフェーズを超えて、1→10 / 10→100のフェーズに入ってからで十分である。 組織・事業のコアとなる価値をマーケットフィットさせている中において、トップは専門性を発揮しながらときにはマイクロマネジメントを行ってもプレイングマネージャーとして価値作りに勤しむべき。
そういった泥臭いことを超えて価値作りをベースとした弾み車が周りはじめてようやく糞ジーコ問題と向き合うフェーズが来る。 この順序を間違えてビジョンやミッションなど耳障りが良い言葉だけを掲げて、具体的な戦略やアクションプランが欠如したまま現場にプレイングを任せきりであれば0→1の価値作りは難しい。