VCのフォローオン文化について
USのスタートアップが、投資先に対して次のラウンドもフォローオン投資するのが当たり前、みたいな文化あるけど
この文化、スタートアップ目線だと、微妙に疑問が残る。
第一に、次ラウンド以降のフラットな交渉が難しくなるため。
フォローオンされるのが当たり前の世界では、「既存VCに投資されていない銘柄はババ」みたいな空気感が生まれる。
こうなると、既存VCが交渉上、優位に立ててしまう。
スタートアップ側は、「多少条件を妥協してでも、既存VC入れとくか...」となりかねないと感じる。
第二に、シード期に必要な投資家層と、次ラウンド以降に必要な投資家層は、基本的に異なるため。
私は、スタートアップ資本政策の理想的な解は、
「最初のラウンドだけ、仲間に迎え入れたいVCを入れ、事業を開始させ
次ラウンド以降は、会社のバリューアップに貢献する事業会社系の株主を固めていく」
のが良いと考えている。